ふとしたときに、
「なんとなく不安…」と感じることってありませんか?
明日のこと。
子どものこと。
お金や健康、将来のこと。
どうにもならないとわかっていても、
心の中がざわざわして、身体もぎゅっと固くなる──
そんなこと、私にもよくあります。
でも最近は、
「不安をなくそう」とするよりも、
不安はあっても大丈夫、と思えるようになってきました。
なぜなら、不安って本来は、
私たちに備わっている自然なセンサーだから。
危険から身を守るための大切な仕組みであって、
決して悪者ではないんですよね。
ただ、
不安に飲み込まれてしまうと、
行動や選択が「恐れ」から始まってしまう。
だから私は今、
なりたい未来から行動することを意識しています。
今日は、そんな私自身の整え方について、
やさしく書いてみたいと思います。
目次
不安からではなく「なりたい未来」から行動する
私は長年、本田健さんの本や、「引き寄せの法則」の考え方に触れてきました。
そこに共通していたのは、
「未来をどうイメージするかで、今の行動が変わる」
ということ。
不安から「これをやらなきゃ」と動くのではなく、
心から望む未来を描いて、
「その未来を生きる自分だったら、今どうするだろう?」と問いかけてみる。
この視点は、不安の波にのまれそうな時にも、私を助けてくれました。
不安を感じたときに「今ここ」に意識を戻す方法
不安になるとき、私たちの意識は「まだ起きていない未来」や「過去の後悔」に向かっています。
そんなときこそ、「今ここ」に戻ってくることが、心を整えるカギになるのだと思います。
たとえば──
- あたたかいお茶をゆっくり飲む
- 呼吸に意識を向ける
- 今日、自分ががんばったことを思い出してみる
- 子どもの寝顔をながめる
そして、もうひとつおすすめしたいのが、自分の身体にそっと触れてあげること。
- 手のひらでお腹をさすってみる
- 肩や足をゆっくりマッサージしてあげる
- 頭や首筋に手をあててみる
「今ここ」にある身体の感覚に、やさしく意識を向けることで、
思考でいっぱいになっていた心が、少しずつ静まっていきます。
痛みや緊張に気づいたら、「気づいてあげたね」と、やさしくなでてあげるだけでもOK。
気持ちいい感覚が見つかったら、それを味わってみるだけでも十分です。
「今あるもの」に目を向ける。
すると、感謝の気持ちがふわりと浮かんでくることがあります。
それが、自分を安心に戻してくれる、やさしいスイッチになるのです。
不安を和らげる感謝の習慣|未来への安心感につながる
「感謝していると、感謝したくなる未来がやってくる」
これは科学的に証明されていることではないかもしれません。
でも、私の中では実感として「たしかに、そうだな」と思えることのひとつです。
なぜなら、「感謝しているとき」って、
心がひらき、ものごとの明るい側面に自然と目がいくから。
同じ状況でも、「ありがたい」と感じる視点で見ていると、
出会う出来事も、なんだかやさしくなる気がします。
不安と付き合いながら、自分を整えていくために
不安はなくすものではなく、付き合っていくもの。
ただ、不安に飲み込まれないようにするために、
自分なりの「戻ってこれる場所」を持っておくことが大切だと感じています。
私にとってのその場所は、
「今ここ」に意識を戻すことと、
「なりたい未来から」自分を見つめ直すことです。
今日、不安な気持ちがふと浮かんだとき、
深呼吸して、そっと自分に問いかけてみてください。
わたしは、どんな未来を生きたい?
その未来の私だったら、今、どう感じている?
その問いが、やさしく道しるべになってくれるかもしれません。