【春の山菜】行者ニンニク(アイヌネギ)の驚きの効能と美味しい食べ方|北海道の定番も紹介!

はじめに

春は冬の間に溜め込んでいた老廃物を出すのにぴったりな季節です。
北海道にも春が来ました。
野草がたくさん出てきて、出かけるたびに野草を見かけてワクワクしています。

今回は、北海道の方には馴染み深い山菜である「行者ニンニク(アイヌネギ)」をご紹介します。
昔から自然療法や民間療法の中でも、滋養強壮や疲労回復のために親しまれてきた植物ですが、身体に嬉しい効能がギュッと詰まっていますよ。

行者ニンニク(アイヌネギ)ってどんな植物?

行者ニンニクは、ニンニクのような香りが特徴の野草です。
山にこもって修行をしていた「行者」が、滋養のために食べていたことからその名がついたといわれています。

春になると、まだ雪が残る山の中でひっそりと芽吹く行者ニンニク。
自然の恵みそのもののような存在です。

身体にうれしい、行者ニンニクの効能

自然療法では、「食べ物で身体を整える」ことが基本になります。
行者ニンニクは、まさにそんな考えにぴったりの食材です。

疲れた身体をいたわる「アリシン」の力

独特の香りのもとになっている「アリシン」は、血行を促進し、ビタミンB1の吸収を助けることで、疲労回復に役立ちます。
忙しい日々の中で、なんだか身体が重い…というときにもおすすめの山菜です。
また、アリシンには強い抗菌作用もあり、季節の変わり目の風邪予防にも◎。

※アリシンは熱に弱いので、生食や醤油漬けでいただくのが効果的です。

▶ 出典:旬の野菜百科

自然からの美肌サポート「ビタミンC」

行者ニンニクには、なんとニンニクの約5倍ものビタミンCが含まれています。
抗酸化作用があるため、肌をきれいに保ちたい方や、紫外線の強くなる季節にもぴったり。
ストレスで疲れが出やすい時期にも、やさしく体を守ってくれます。

▶ 出典:GreenSnap

骨や血を整える「ビタミンK」や「葉酸」も

骨を丈夫に保つビタミンK、貧血予防や胎児の成長に必要な葉酸も含まれています。
妊娠中の方や、更年期を迎えた女性にもおすすめしたい山菜のひとつです。

▶ 出典:食品成分表

北海道の春の楽しみ:ジンギスカンに行者ニンニクを

北海道では、春になると行者ニンニクを採って「ジンギスカン」に入れて食べるのが定番です。
羊肉のうまみと、行者ニンニクの香りの相性が抜群で、ご飯が進むおいしさです。

自然療法的には、冷えをとって血流を促す組み合わせ。寒さの残る春の体を、内側からあたためてくれます。

お肉を食べる時は、お野菜をたくさん入れて食べてくださいね。
主食を玄米にすることで、玄米に含まれるビタミンとミネラルが消化を助けてくれます。

行者ニンニクのおすすめの食べ方はこちら

  • 生の葉をざく切りにして、ジンギスカンの仕上げにさっと加える
  • 行者ニンニクの醤油漬け
  • 天ぷらにして、外はカリッと中はやわらかく

▶ 出典:MouLa HOKKAIDO
▶ 出典:PREZO

身体にやさしい食べ方と注意点

どんなに身体にいいものでも、「食べ過ぎない」ことが自然療法の基本です。
行者ニンニクも、強い成分を含むため、食べすぎには注意が必要です。

特に香り成分の「アリシン」は、刺激が強く、摂りすぎると以下のような症状が出ることがあります

  • 胃がムカムカする
  • 下痢や腹痛などの胃腸トラブル
  • 人によっては吐き気やめまいを感じることも

こうした不調は、一時的な身体からのサインです。
「ちょっと多かったかな?」というときは、少し胃腸を休めていたわってあげてくださいね。

初めて食べる方や、胃腸が弱い方は、少量から試してみるのが安心です。

おわりに

行者ニンニクは、自然がくれた春の贈りもの。
香りとともに、身体にやさしいパワーを届けてくれる野草です。
今年の春は、ジンギスカンにひと手間加えたり、おひたしや漬け物で味わったりして、
季節のめぐりを体の中から楽しんでみませんか?

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