そんなご相談をいただいたのは、30代の男性でした。咳止めの薬を飲んでもなかなか止まらず、どうしたらいいか困っておられました。
今回は、実際にお話しした内容から、咳を自然に整えるために見直したい3つのポイントをまとめてみます。
目次
咳が続くとき、どんな背景がある?
この方の生活について、詳しくお聞きしてみると…
- 電子タバコを吸っていて、やめられない
- 健診では毎年、肝機能を指摘されている
- ラーメンが大好きで、スープから作るほど!
- アルコールは飲まず、夜もよく眠れている
- ストレスはない
とても丁寧な暮らしをされている印象でしたが、
咳が続くのは、血液の滞りが影響しているのかもしれません。
自然療法では、出てくる症状は血液をキレイにするために出てきていると考えます。
今回は、そんな視点から見直したい3つのポイントをお伝えしました。
見直したい3つのこと
1.肝臓や腸の疲れに目を向けてみる
咳は、肺だけの問題ではないこともあります。
自然療法では、肝臓や腸が疲れていると、その影響が肺に現れると考えることがあります。
肝臓は「解毒」の臓器。
食品添加物、タバコの煙、ストレスなど…現代人の肝臓は日々フル稼働です。
この方は、電子タバコを吸われており、毎年肝機能を指摘されているとのことでした。
そんな背景もあって、咳が長引いてしまっているのかもしれません。
まずは、内臓をいたわる視点を持つことが、自然なケアの第一歩です。
2.食事を少し整えてみる(玄米のすすめ)
身体の中を整えるには、やっぱり「食」が基本。
この方には、「玄米を取り入れてみませんか?」とご提案しました。
玄米は、食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれるだけでなく、
ビタミン・ミネラルも多く含み、肝臓のサポートにもなる食材です。
「玄米は好きなので、それならできそうです!」と前向きに受け取ってくださいました。
最初から100%玄米にする必要はありません。
お米屋さんで精米してもらって分搗き米にする、週に何回か玄米ごはんにする、そんなゆるやかな始め方で十分です。
3.身体を温めて巡りをよくする(こんにゃく湿布)
咳が続くときは、血液の「巡り」が滞っているサインでもあります。
そこでお伝えしたのが、こんにゃく湿布という自然療法のお手当です。
これは、茹でたこんにゃくをタオルで包み、お腹や肝臓のあたりに当てて温める方法です。
じんわりと深部まで熱が伝わり、内臓の血流を促してくれるとされています。
特に今回は、肝臓の疲れが気になる方だったので、
「こんにゃく湿布で肝臓の血流をよくし、解毒の働きを高めるサポートになりますよ」とお伝えしました。
ちょうど他の方からもこんにゃく湿布を勧められていたそうです。
「それ、やってみたほうがよさそうですね」と、興味を持っていただけました。
こんにゃく湿布の詳しいやり方はこちらで説明しています。
咳は、身体からのやさしいサインかも
咳が長引くと、「また風邪かな?」「薬が効かない」と思ってしまいがちですが、
もしかしたら、身体が“内側を整えてほしい”と教えてくれているのかもしれません。
薬で抑え込むだけでなく、
・肝臓や腸をいたわる
・食を整える
・身体をあたためて血液の巡りをよくする
そんなやさしいケアも、咳を落ち着かせる一歩になります。
おわりに|無理なく、できることから
自然療法は、がんばって完璧にやるものではありません。
心地よく、できそうなことから少しずつ。
今回の方にとっては、「玄米」と「こんにゃく湿布」がその入口になったように思います。
同じように咳でお悩みの方へ、
自然療法の視点がなにかのヒントになればうれしいです。
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風邪は治ったはずなのに、咳だけがずっと残っているんです