「攻めの休養」で、自分を取り戻す|『休養学』を読んで気づいたこと

暑さも疲れもたまってくるこの季節。
先日、長期講座のメンバーさんと「自分を大切にする練習」のワークをしていて、こんな声をいただきました。

もう、倒れ込みたいくらい疲れてるということに気づきました。でも、それができないんです。どうしたらいいんでしょう…

胸がぎゅっとなるようなお言葉でした。
同時に、きっとこれは多くの方に共通する思いだろうなと感じました。

疲れていても、動きつづけなければいけない。
「ちゃんと休んでいいよ」と言われても、どう休んだらいいのかわからない。
…そんな日々を、私たちは当たり前のように過ごしてしまっているのかもしれません。

「攻めの休養」という言葉に出会って

そんななか、最近読んでいた本で、印象的な言葉に出会いました。

守りの休養から攻めの休養へシフトしよう

片野秀樹:あなたを疲れから救う休養学,東洋経済新報社,2024

土日に寝だめしたり、ぼんやり過ごしたりするのは、「守りの休養」。
それももちろん大事ですが、それだけでは疲れが取れきらないのだそうです。

「攻めの休養」とは、もっと主体的に、意図的に、疲れを回復させる休み方

例えば──
✔ 静かな時間をつくる
✔ 情報を遮断してみる
✔ 食べ過ぎを控えて、身体を休める
✔ 自然の中でぼーっとする
…など。

ただ「寝ればいい」「何もしなければいい」だけじゃない、
ちゃんと“回復するための行動”があるということに、目から鱗が落ちました。

休養にも、7つのタイプがある

本の中では、休養には大きく分けて3つの軸があり、
さらに7つのモデルに分かれると説明されています。

  • 生理的休養(休息タイプ・運動タイプ・栄養タイプ)
  • 心理的休養(親交タイプ・娯楽タイプ・造形・想像タイプ)
  • 社会的休養(転換タイプ)

それぞれのタイプの説明はここでは省略しますが、休養といっても、こんなにも奥深い。
そして、複数を組み合わせて実践することで、より疲労回復が促進されるとのことでした。

「甘いものでごまかす」は、休養にならない

個人的にとても印象的だったのが、
「お酒やスイーツは、身体を休めるものではない」ということ。

疲れたとき、つい手が伸びるものだけれど、
それは一時的にごまかしているだけで、実際には回復していない。
むしろ、身体には負担になっている場合もあるのです。

逆に、食べすぎないこと・静かに過ごすことも、立派な休養になる。
それを知って、「休む」って、もっとやさしくて奥深い行為なんだなと感じました。

「休む」は、明日を生きるためのエネルギー補給

ワークに参加してくださった方も、きっと真面目で、がんばり屋さん。
そして、同じように「ちゃんと休んでるつもりなのに、元気が湧かない」と感じている方も多いはず。

休むことは、サボることではありません。
元気に生きるための、“戦略”でもある。

自然療法の視点でいえば、
「自分の身体に気づく」「整える」ことも、休養ととても似ています。

私自身、もっと積極的に休むことを、
暮らしの中で意識していきたいと思いました。

あなたの「攻めの休養」は、どんな形ですか?

もし今、なんとなく疲れが取れないなぁと感じていたら、
一度「休養」について立ち止まってみるのも、ひとつのケアになるかもしれません。

あなたは、どんなふうに休んでいますか?
その休み方は、ちゃんと疲れがとれていますか?

そんな問いかけを、私も自分に向けながら、日々過ごしていきたいと思います。

よろしければ、今回読んだ本もご紹介しますね。
とてもやさしく、具体的で、疲れた身体と心に寄り添ってくれる一冊です🍀

がんばるためにも、ちゃんと休むことは欠かせませんね。
その休み方ひとつで、心も身体もずいぶんと変わるのだと思いました。
罪悪感ではなく、やさしさをもって自分を休ませてあげられる…
そんな空気が、広がっていきますように。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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