自然療法の知恵|セイタカアワダチソウの効能と薬草入浴剤の作り方

はじめに

秋になると、川沿いや空き地に背高く伸びる黄色い花──セイタカアワダチソウ。
「雑草」として敬遠されがちな植物ですが、自然療法の視点から見ると、
身体と心にやさしく寄り添う薬草のひとつです。

今回は、セイタカアワダチソウの効能と、暮らしに取り入れやすい薬草風呂の作り方をご紹介します。

セイタカアワダチソウとは?

セイタカアワダチソウ(キク科の多年草)は、繁殖力が強く、秋になると一面を黄色に染める植物です。
その存在感から「アレルギーの原因」などと誤解されることもありますが、
実際にはブタクサとは別種であり、古くから民間療法では薬草として用いられてきました。

セイタカアワダチソウの効能

自然療法で大切にされてきた働きをいくつかご紹介します。

1. アトピーやかゆみの緩和

煮出した液をお風呂に入れると、肌を落ち着かせ、かゆみを和らげる体験談も多くあります。
炎症を鎮める力が期待でき、乾燥が気になる季節の入浴にもおすすめです。

2. 呼吸器のサポート

昔から咳や痰、ぜんそくの補助に使われてきました。
入浴時に立ちのぼる湯気を吸い込むことで、呼吸が楽になったと感じる方もいます。
薬毒も出す力があるそうです。

⚠️ 注意点

老廃物を出す力が強いので、人によっては一時的に頭痛やだるさ、軽い発疹などの「好転反応」が出る場合があります。
無理せず様子を見ながら、体調に合わせて使用してください。
キク科アレルギーの方や肌が弱い方は事前にパッチテストを行うことをお勧めします。

セイタカアワダチソウ薬草風呂の作り方

材料

  • 乾燥させたセイタカアワダチソウ(葉や茎、花)
  • お茶パックや布袋

手順

  1. 刈り取る
    9月〜10月上旬の秋晴れの日に収穫すると香りがよく残ります。上から30センチくらいを刈り取ります。つぼみの方が毒を出してくれる酵素がたくさん含まれています。

今年初のセイタカアワダチソウを見つけて喜んでいる私。

  1. 干す
    風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。
    → 香りが落ち着き、保存も可能に。

日に当てて干します。

1週間くらい干すとこんな感じ。
触るとバラバラになってしまうくらい乾燥しています。

  1. 刻む
    小さく刻んでお茶パックや布袋に詰めます。
    → 後片付けも楽になります。

刻んで大きめのお茶パックに詰めました。

  1. 煮出す
    鍋に水とパックを入れて煮出します。酵素は熱に弱く、沸騰させると死んでしまうので、沸騰させないように注意してくださいね。火傷しない温度まで温めます。
    → うすく緑がかった薬草湯になります。
  1. お風呂に入れる
    煮出し液ごと湯船に加え、薬草風呂を楽しみます。

実際に使ってみた感想(体験談)

煮出したお湯をお風呂に入れて浸かってみると、まず感じたのは「なんか肌がヌルヌルする」ような不思議な感触。
でもそれは不快なものではなく、まるで天然の保湿成分に包まれているようで、お湯上がりには乾燥していた肌がしっとりツルツルに。保湿効果を肌で実感できました。

アトピーや乾燥肌の方には、このしっとり感が特に嬉しいポイントだと思います。

まとめ

セイタカアワダチソウは、見過ごされがちな植物ですが、
デトックスや肌のかゆみ、呼吸器のサポートなど、自然療法の知恵が詰まった薬草です。

身近な草木に目を向けると、暮らしの中に小さな癒しと力をいただけます。
次のお風呂時間に、ぜひ試してみてくださいね。

見分け方はこちらを参考にしてください。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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