「膝の痛みにも自然療法が効くなんて驚きました!」
先日そんなメッセージをいただき、とても嬉しくなりました。
これまで、内臓の働きや冷えなど「身体の内側」に目を向けてきましたが、
関節の痛みや神経の不調も、実はその“内側の状態”と深くつながっています。
身体はすべて、ひとつながり。
どこかが冷えていたり、滞っていたりすると、
血流や神経の働きにも影響していくのです。
今日は、「神経の不調」にも自然療法がお役に立てた一例をお話ししますね。
それは、起立性調節障害で朝なかなか起きられなかった高校生のお話です。
高校生のお子さんに、こんにゃく湿布をすすめたきっかけ
ある日、お母さんからご相談をいただきました。
「子どもが朝起きられず、学校へ行けない日が続いていて…
病院では“起立性調節障害”と言われました。
何か、家でできることはないでしょうか?」
お話を伺いながら、私はまず「こんにゃく湿布」をおすすめしました。
特別な薬や道具はいりません。
お湯で温めたこんにゃくをタオルに包み、
肝臓やお腹のあたりをゆっくり温める、昔ながらのお手当です。
最初は「高校生だと嫌がるかもしれませんね」と笑いながらお伝えしたのですが、
お母さんいわく、意外にもお子さんはすんなり受け入れてくれたそうです。
「気持ちがいい」と言って、静かに横になっていたとか。
それからしばらくの間、体調に合わせて
無理のないペースでこんにゃく湿布を続けていかれました。
すると少しずつ、朝起きられる日が増えてきたそうです。
お母さんはその変化を、
「身体の奥から温まって、表情まで明るくなったように感じました」
とお話ししてくださいました。
思春期は、心も身体も大きく揺れ動く時期。
無理に元気を出させようとするよりも、
そっと温めて、安心を取り戻していくことが大切なのだと、改めて感じました。
こんにゃく湿布が自律神経を整える理由
こんにゃく湿布は、
身体の中心(肝臓・お腹・腎臓)をじんわり温めてくれます。
この「内臓の温まり」が、自律神経にとても良い働きをしてくれます。
自律神経は、呼吸・心臓・消化など、私たちが意識せずに働かせている
“身体のリズム”を整えてくれる大切な神経。
ところが、冷えや緊張、ストレスが続くと
交感神経が優位になり、身体が常に「戦う・頑張るモード」になってしまいます。
こんにゃく湿布で身体の中心が温まると、
副交感神経が働きやすくなり、全身が“安心モード”に切り替わります。
「なんだかほっとする」「眠れるようになった」という声が多いのもそのためです。
さらに、こんにゃく湿布は肝臓と腎臓を温めることで、血液の浄化を助けてくれます。
肝臓は身体の中の老廃物を処理し、腎臓はそれを外に出す働きをしています。
この二つの臓器がしっかり働くことで、血液がきれいになり、
その清らかな血が全身にめぐると、神経も本来のリズムを取り戻しやすくなるのです。
温めることで血流が促され、内臓も神経もやわらかく息を吹き返す——
こんにゃく湿布には、そんな“身体の内側を整える力”があります。
おわりに:身体の声をやさしく聴くお手当を
起立性調節障害のように、原因がはっきりしない不調は、
親御さんもとても心配になりますよね。
もちろん、病院でのサポートや診断も大切です。
でもそれと同じくらい、「家庭でできる安心のお手当」を知っていると、
心に少し余裕が生まれます。
こんにゃく湿布は、そんな“安心の時間”をつくってくれるお手当です。
温かさを通して、身体も心も「大丈夫」と感じられるようになります。
もし、ご家族の中に「最近、元気が出ないな」と感じる方がいたら、
無理に元気を出させようとするのではなく、
そっと温めてあげてくださいね。
自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。
ただいま 自然療法に興味のある仲間を募集中!
無料メルマガ講座 では、実践に役立つ情報や体験談をお届けしています。
下のフォームからメールアドレスだけでも登録できますので、ぜひお気軽にご登録ください♪