インフルエンザワクチン「フルミスト」を自然療法の視点で考える|妊娠・授乳中の注意点も解説

フルミストとは

インフルエンザワクチンというと、腕に注射するタイプを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、「フルミスト」は鼻から吸うタイプのワクチンです。
弱められたウイルスを鼻の粘膜に届けることで、体が自然に免疫を学ぶしくみになっています。

「注射が苦手な子どもでも安心」と感じる方もいますね。
ただ、添付文書を読むと、知っておきたい注意点がいくつかあるのです。

添付文書からわかる大切なポイント

フルミスト点鼻液 – 第一三共 Medical Community より

● 劇薬であること

フルミストは「劇薬」に分類されています。
扱い方や使用対象に注意が必要なお薬という意味です。
つまり、誰にでも完全に安全というわけではないことを知っておくことが大切です。

● 生ワクチンが体内で増えるとは?

フルミストに使われているのは、弱められた生きたウイルスです。
体に入ると、一時的にウイルスが増えることで免疫がつく仕組みになっています。

通常は重い症状を起こさないよう設計されていますが、注意が必要なこともあります。

  • 免疫が弱い方では、感染に似た症状が出ることがある
  • 増えたウイルスが鼻や喉から排出され、他の人にうつる可能性(水平伝搬)がある

添付文書では、この点が明確に注意されています。

● 水平伝搬(接種者から他者へうつる可能性)

接種後1〜2週間は、重度の免疫が弱い方との密接な接触を避けることと書かれています。
この期間は、ウイルスが体外に出ることがあるため、周囲の方にうつる可能性があるということです。
元気な方には問題が少ない場合もありますが、家族や周囲に免疫力が弱い方がいる場合は、少し気をつけることが安心です。

● アレルギー反応の可能性

成分には「精製ゼラチン」が含まれています。
ゼラチンアレルギーがある方は注意が必要です。
また、卵由来成分も含まれているため、卵アレルギーの方も添付文書を確認してください。

● 妊娠・授乳・小児への注意

  • 妊娠可能な女性は、接種前1か月は避妊し、接種後2か月間は妊娠を避けるようにと書かれています。
     これは、生ワクチンが体内で一時的に増殖することで、胎児への影響を防ぐためです。
  • 授乳中の方は接種を避けることとされています。
  • 2歳未満の小児には使えません。

なぜ定期接種ではないのか

フルミストは経鼻の「生ワクチン」なので、

  • 効果が年によって少し変わることがある
  • 水平伝搬やアレルギーのリスクがある

こうした理由から、日本では定期接種の対象にはなっていません

自然療法の視点で考えてみる

鼻からウイルスを取り入れるのは、自然に感染するのに近いしくみです。
でも人工的に入れる、添加物が含まれているという点で、身体への刺激は通常の免疫反応とは少し違うことも覚えておきたいところです。

鼻の粘膜は、体を守る大切な防波堤です。
そこからウイルスが体内に入るということは、
脳や神経への影響もゼロではないということです。

だから、「ワクチンを打つかどうか」だけでなく、
「自分や家族に本当に必要か」を、ゆっくり考えて選ぶことが大切だと思います。

まとめ

フルミストは注射が苦手な子ども向けに作られた経鼻ワクチンですが、
劇薬であること、生ワクチンであること、水平伝搬のリスクなど、いくつかの注意点があります。

自然療法の視点では、
「身体の力を信じて免疫を整える生活」を大切にすることも、立派な予防です。

● 最後に

添付文書は、誰でも読める「命を守る情報」です。
恐れるためではなく、“選ぶため”
に、どうか一度じっくり目を通してみてください。

自分と家族の身体にとって、
いちばんやさしい選択ができますように──。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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