先日、私が学んでいる自然療法の師匠(東城百合子先生から直接教えを受けた方です!)に、「芋パスター(里芋湿布)」というお手当を教わってきました。
この芋パスター、自然療法の中でもとても力強い手当てとして知られていて、
熱のある痛みや、ねんざ、打撲、のどの痛み、乳腺炎、肋膜炎、リウマチ熱、がんなどの特効薬です。
と『家庭でできる自然療法(東城百合子著)』にも紹介されています。
私自身も、先日自転車で転んで膝を打ってしまったときにこの手当てを試してみたのですが、その効果に驚きました。
今回は、芋パスターの効果や作り方、実際に使ってみた体験談をお伝えしたいと思います。
目次
芋パスターとは?自然療法で昔から使われてきたお手当
芋パスターとは、里芋やじゃがいもに生姜や小麦粉を混ぜてつくる湿布のこと。
患部に直接貼ることで、熱や痛み、炎症をやわらげる働きがあります。
民間療法として古くから使われており、次のような症状に用いられてきました。
- 熱をもったねんざ・打撲
- のどの腫れや痛み
- 乳腺炎
- 肋膜炎
- リウマチ熱
- がんによる痛み など
皮膚を通して毒素を引き出し、熱を取り去るような作用があると考えられています。
芋パスターの作り方|里芋でもじゃがいもでもOK
材料(1回分)
- 里芋(またはじゃがいも)…適量
- ひね生姜(新生姜ではなく辛味の強いもの)…芋の約1割
- 小麦粉…芋と同量
- 木綿の布(ガーゼや手ぬぐいでもOK)
※北海道など里芋が手に入りにくい地域では、じゃがいもでの代用がおすすめです。
作り方と手順
① 里芋の皮を厚めにむく(薄いと皮にかゆみ成分があるため)
② 芋をすりおろす
③ 生姜をすりおろし、里芋の約1割を目安に加える
④ 小麦粉を芋と同じ量だけ入れる
⑤ 全体をよく混ぜる
⑥ 木綿の布に1cmくらいの厚さで広げて包む
\POINT/
患部が冷えている場合は、生姜湯で温めてから貼るとより効果的です。
ただし、熱をもっているときは温めず、冷やしたまま貼るほうが良いとされています。
じゃがいもで作る場合
里芋でかゆみが出る方は、じゃがいもを使うといいそうです。
北海道は里芋が手に入りにくいので、今回はじゃがいもで教わりました。
<作り方>
- 皮をむかずにすりおろします
- 生姜・小麦粉の分量は里芋と同様
- もしあればビワの葉エキスを数滴混ぜると、さらに効果が高まると教わりました
\注意点/
布には色がつくことがあるので、直接服に触れないようにしてくださいね。





実際に使ってみた|膝の打撲に芋パスターを試してみたら…
私は先日、自転車で転んでしまい、左ひざに打撲のような痛みと赤みが出ていました。
ちょうど教わったばかりの芋パスターを試してみることに。
患部が熱っぽかったので、そのまま冷たい状態のパスターを1時間ほど貼ってみました。
すると・・・
- パスターをつけた直後から、ひんやりして気持ちよかった
- 赤みが引いて、熱っぽさがなくなった
- 寝る前に触ってみると、痛みが和らいでいた
翌朝には腫れも引いており、体が自然に回復に向かっているような感覚がありました。
「こんなに簡単にできて、自分でできるってありがたいな」としみじみ思いました。
乳腺炎や乳がんの方も楽になったという話も
師匠から聞いたお話では、乳腺炎や乳がんの方が芋パスターで楽になったという例もあるそうです。
もちろん、症状や体質によって個人差はあると思います。
でも、自然なもので体が少しでも楽になるのなら、試してみる価値はあると思いました。
まとめ|芋パスターは家庭でもできる自然療法のお手当て
芋パスターは、特別な道具もいらず、身近な材料でつくれるお手当です。
- 打撲・ねんざ・のどの痛み
- 乳腺炎やリウマチ熱
- 熱を持つ患部のケア
におすすめです。
一度やってみると、「あ、これなら私にもできるかも」と感じられると思います。
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
次回は、教わった「生姜湿布」についてもご紹介したいと思っています。
どうぞお楽しみに。
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