経皮吸収とヘナ染め 〜自然派ヘアケアで身体にも優しく〜

髪を染めることが身体に影響する?

私は、美容室のパーマやカラーが合わなくなって、ヘナで染めるようになりました。それまでも身体にいいことをしているつもりになっていましたが、パーマ液やヘアカラーのことには無頓着でした。

「髪を染める」という行為が、実は身体に影響を及ぼしているかもしれないって考えたことはありますか?

ヘアカラーやパーマ液には、頭皮から身体に入り込む化学物質が含まれているんです。

日常的に使うものだからこそ、その成分について一度立ち止まって考えてみませんか?

皮膚から身体に入り込む?〜経皮吸収とは〜

皮膚にはバリア機能がありますが、実は汗を出すだけでなく、微量ではありますがガスも出して呼吸をしています。皮膚の下には毛細血管が張り巡らされています。

その皮膚を通して、化学物質が皮膚の下にある毛細血管に取り込まれ、全身に運ばれます。

頭皮は腕の皮膚よりも3.5倍、吸収率が高いと言われます(ちなみに首は6倍、脇の下は3.6倍、膣は42倍)。

そんな頭皮に直接触れるヘアカラー剤に、身体に取り込まれる恐れのある成分が多く含まれていたら、体調が悪くなるリスクは十分にあり得るんです。

なぜヘアカラーが身体に影響するのか

主な成分に、パラフェニレンジアミン(PPD)、アンモニア、過酸化水素などがあります。

  • パラフェニレンジアミン(PPD):ヘアカラーの染料成分として用いられる。接触性皮膚炎を起こしやすい。
  • アンモニア:キューティクルを開き染めやすくするアルカリ剤として用いられる。
  • 過酸化水素:アンモニアと反応して脱色剤として用いられる。

これらの成分が、経皮吸収された場合にアレルギー反応が起きたり、解毒するために肝臓に負担がかかるんですね。

そして、これらの化学物質は、吸収された後、排泄されにくいという特徴も持っています。

ヘアカラー剤に含まれる成分は、言い換えれば“体の中に取り入れている薬剤”ともいえるかもしれません。そう考えると、より慎重に選びたくなりますよね。

ヘナという自然の選択肢

一方で、ヘナは天然の植物由来成分で作られており、頭皮から身体に入り込むような合成化学物質を含まないのが特徴です。

ヘナは植物が原料ですので、頭皮への負担が少なく、アレルギーを起こしにくいです(起きないわけではないです)。
トリートメント効果があるので、髪の毛のハリやコシ、ツヤが増します。

私もヘナを使い始めて2年ほどになりますが、ずっと気にしていたくせ毛もまっすぐになり、扱いやすくなりました。

ヘナの香りは、草っぽい香りが落ち着く感じで、私は好きですが、人によって好みが分かれると思います。

ヘナを使う際の注意点

市販の「ヘナ」と書かれている製品の中には、発色を良くするために化学染料(ジアミンなど)を混ぜた“ケミカルヘナ”も存在します。購入前に原材料欄をしっかりチェックするようにしましょう。

初めての使用時には必ずパッチテストを行ってください。

まとめ

市販のヘアカラー剤には、化学物質が含まれているので、経皮吸収されるリスクがあります。
自然素材であるヘナは、身体にも環境にも優しい選択肢です。
頭皮に使うものも、身体に優しいものを選んでみませんか?

参考資料

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