子どもの視力低下に悩んだら|自然療法で見直す食と暮らし

また視力検査でC判定でした……。
できることは気をつけてきたつもりで、でも毎回C判定なので、本気で目を良くしたかったら、もっとプラスのアプローチが必要なんでしょうか?

自然療法実践オンラインスクールの場で、あるお母さんからこんな相談がありました。
小学生〜中学生くらいのお子さんを持つ親御さんにとって、視力の話はとても身近で、でも「どうしたらいいかよく分からない」悩みのひとつかもしれません。

今回はこのやりとりをきっかけに、自然療法的な視点から子どもの視力について考えてみたいと思います。


「家では乳製品なし。でも学校では牛乳を飲んでいる」現実と悩み

このお母さんは、おうちでは乳製品を控えた食生活を心がけている方でした。
ですが学校給食では、どうしても牛乳が出てくる。アレルギーがあるわけではないので、特に止める理由がないまま、周りと違うことをさせるのが心配でそのままにしていたそうです。

スクールではこんなアドバイスや共有がありました。

  • 一時的に牛乳を休んで、身体の変化を観察してみる
  • 牛乳をやめる場合は、診断書が必要な場合がある。栄養教諭や学校医に相談を
  • 牛乳をやめると給食費が安くなる場合もある
  • 「毎日少し食べ続ける」よりも「週に1回程度」の方が身体への負担が少ない場合がある

中には実際に牛乳をやめて、アレルギー症状や体調が良くなった経験を持つご家庭の声もありました。


東城百合子さんの言葉に学ぶ|視力と食生活の関係

視力は目だけの問題ではなく、身体全体の健康状態を表すサインでもあります。

東城百合子さんの著書『家庭でできる自然療法』には、近視についてこのように書かれています。

近視はカルシウムの欠乏が一番大きいので、カルシウムをとることが大切です。なんといっても白砂糖の食べ過ぎはカルシウムを消費し、腸の働きを弱めてカルシウムの吸収を阻止し、二重にカルシウムが不足する原因を作っています。
つとめてごま・海藻・根菜類・小魚などのカルシウムの多いものを食べて、甘いものをやめること。どうしても甘いものがほしいなら、はちみつ、黒砂糖を少しならよい。
また、ビタミンB1の不足もあります。そのビタミン類をとるためにも、なるべく精白しない穀類を摂ることが大切です。
梅肉エキス、エゾウコギエキスを飲むのも良い。

自然療法では、「不足を補う」よりもまず「奪うものを減らす」ことを大切にします。
白砂糖を控えること、そして良質な食材(ごま、海藻、根菜類、小魚、玄米など)を意識して取り入れることで、目のためにも、全身のバランスのためにも大きなサポートになります


食べ方・暮らし方を見直すときのヒント

視力の改善には、食生活だけでなく日常の過ごし方も大きく関わっています。
オンラインスクールではこんな点も話題になりました:

  • 運動不足は目のピント調節力の低下にもつながる。特に屋外での自然な光にふれる時間が大切。
  • ストレスや疲労が自律神経を乱し、目の緊張状態が続くことがある
  • スマホやゲーム、テレビの見過ぎは言うまでもなく視力に影響します。

そしてもうひとつ大切なのが、目の周りの血流です。
視力は、目の周辺に張り巡らされた細い血管の血流と深く関係しています。
そのため、血液がドロドロしていたり、冷えていたりすると流れが悪くなりやすく、視力にも影響を及ぼすことがあります。

細くて繊細な血管に栄養を届けるには、サラサラできれいな血液が流れていることが大切。
そのためにも、食べ物や生活習慣によってできるだけ血液を汚さないことがポイントになります。

現代の生活では目を休める時間がとりづらいもの。
だからこそ意識して、

  • 目のまわりを温めて血流を促す(蒸しタオルなど)
  • 目を閉じて休ませる時間をつくる(スマホを置いて5分の静けさ)
  • 全身の巡りをよくするようなストレッチや深呼吸を取り入れる

といった、目と血流にやさしい習慣を取り入れていくことをおすすめします。


「本気で目をよくしたい」と思ったときにできること

冒頭のお母さんが言った「本気で良くしたいなら、プラスのアプローチが必要かも」という言葉。
この「本気で」という感覚はとても大切です。

自然療法では、医薬品のように短期間で症状が消える、ということは少ないかもしれません。
でも、じわじわと身体の内側から整えていくプロセスには確かな力があります。

まずは、

  • 白砂糖をやめてみる
  • 牛乳を一時的にやめてみる
  • 玄米や雑穀を主食にしてみる
  • ごま・海藻・根菜・小魚を意識して摂る
  • 外遊びや散歩の時間を増やしてみる

そんな一つ一つの選択が、お子さんの身体全体を整え、視力にもつながっていく道筋になります。


おわりに|視力は「見えている世界」のサインかもしれない

子どもの視力の低下。そこには単なる目の問題だけでなく、身体の声、そして心の状態も映し出されているように感じます。

「目が悪くなった」と悲観するだけでなく、
「いま、整えるチャンスが来ている」と受けとって、
ご家族でできることから少しずつ始めてみてください。

そして、そんなときこそ、同じように自然療法を実践している仲間がいることの安心感はとても大きな力になります。
これからも、スクールの中でのリアルなやりとりを通じて、自然療法の知恵を分かち合っていきたいと思います。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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