薬をやめた後に待っていた試練の日々

薬をやめれば、症状は一度強く出る。
頭ではわかっていたけれど、現実は想像以上に厳しいものでした。

夜になると、横になって眠ろうとした長男がゼーゼーと苦しそうに呼吸をはじめます。
痰が絡んでうまく出てこず、咳き込んでも出せない…。そのたびに胸を押さえて苦しそうにする姿を見て、私も胸が張り裂けそうでした。

「ゼーゼーの音がもっと大きくなったらどうしよう」
「手足が冷たくなってきたら危ないかもしれない」

そんな不安でいっぱいになりながら、私は息子のそばにずっとついていました。

薬をやめる覚悟と、揺れる心

「薬をやめる」と決めたものの、目の前で苦しむ姿を見ると、心が折れそうになります。
「もう薬を使ったほうがいいんじゃないか」
「でもここで戻ってしまったら、また薬漬けの日々に逆戻りだ」

その葛藤の中で、私は薬を手の届くところに置いたまま、できる限りのことをしました。

手足をさすってあげる。
玄米の上澄みを飲ませる。
咳にはれんこんがいいと教わったことを思い出し、れんこん湯を用意する。

「本当に無理だと思ったら薬を使おう。今はできることをやろう」
そう自分に言い聞かせながら、一晩を過ごしました。

明け方、ようやく息子が眠りについた姿を見て、どれほどホッとしたか今でも覚えています。

小さな工夫を積み重ねて

翌日からは「食べすぎないように気をつける」ことを意識しました。
咳にはれんこんが良いと聞き、レンコン料理を食卓に取り入れるようにもなりました。

症状がある時は、消化に時間がかかる動物性食品は控えて、玄米おかゆやうどんなど、消化のよいものを食べてもらうようにしました。

当時はまだ「こんにゃく湿布」のお手当ては知らなかったので、足の裏の反射区を刺激してあげたり、できる範囲で工夫を重ねていきました。

まとめ

薬をやめると決めたとき、いちばんつらかったのは「子どもが苦しむ姿を目の前で見ること」でした。

でも、薬を使うか使わないかは「白か黒か」ではなくて、無理なときは薬を使ってもいいんです。薬を減らしたり使わずに様子をみるときも、医師や専門家に相談しながら進めるのが安心です。

その上で、今できることを自然療法で試してみよう――そう思えたことで、私は少しずつ前に進むことができました。夜をひとつ越えるたびに、「大丈夫かもしれない」という小さな手ごたえを感じられるようになっていきました。

次回予告

次第に「良くなったり悪くなったり」を繰り返しながらも、長男の体調には小さな変化が見えてきました。
次回は、その回復のサインと「希望を感じた瞬間」についてお話ししたいと思います。

これまでのお話しはこちら👇

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

ただいま 自然療法に興味のある仲間を募集中!
無料メルマガ講座 では、実践に役立つ情報や体験談をお届けしています。
下のフォームからメールアドレスだけでも登録できますので、ぜひお気軽にご登録ください♪

今すぐメルマガを読んでみたい!と思われた方はこちらから

元看護大学教員が教える薬に頼らない暮らし方無料メルマガ講座

なお、iCloudのメールアドレスはメールが届かない場合がございます。Gmail・yahoo・その他Webメール等をご利用くださいますようお願いいたします。