心臓を動かす筋肉へ血液を送る動脈のことを冠動脈と言います。
冠動脈は3本あります。
冠動脈が、動脈硬化によって、弾力性がなくなって、傷つきやすくなります。血管中で内皮細胞が傷ついたところにコレステロールなど(ドロドロしているので粥腫:アテロームと呼ばれます)が集まって内皮細胞が厚くなる(プラークが形成されると言います)ため、さらに冠動脈が狭くなって、血液の通りが悪くなることを狭心症と言います。
さらに、このプラークが傷ついて破綻してしまうと、そこを修復しようと血小板が集まって血栓を作り、冠動脈を閉塞させてしまいます。そうなると血液は流れることができなくなりますから、その先にある心臓の筋肉に栄養や酸素を送ることができなくなります。
血液で運ばれるはずの酸素や栄養素が供給されなくなって20分以上経過すると、心臓の筋肉の細胞は壊死してしまいます。
それを心筋梗塞と言います。
そうならないためには、動脈硬化を防ぐことが大切なんです。