すきま時間に読めるマエマコの物語

喘息の薬は一生飲む必要があると思っていませんか?

長男が3歳の時に、喘息と診断されました。
長男は小さい頃からよく風邪をひく子供でした。
当時は隣に義父母が住んでいて、鼻水が出ていたらすぐ「病院に行こう」、微熱が出たらすぐ「病院に行こう」と、送迎もしてくれるような環境でした。
すぐ病院に行くのはどうかと思っていましたが、かといって、そのまま放っておくこともできなくて、義父母の親切に甘えていました。

看護師として、人々の健康のために働いてきた自分が、自分の子供を病気にしてしまったと、かなり落ち込みました。

喘息で薬を使う日々

長男は、喘息と診断されてから、毎日薬を飲むようになりました。

その頃飲んでいた薬は、気管支を広げて呼吸を楽にする薬(メプチンドライシロップ)、アレルギーの薬(アレロック)、気管支を広げて呼吸を楽にする貼り薬(ホクナリンテープ)、アレルギーの原因物質の発生を抑え、気管支喘息を予防するお薬(シングレア)を飲んでいました。

喘息発作が起きた時には、気管支を広げる吸入薬(メプチンキッドエアー)を使いました。

風邪をひいた時は、それに加えて、咳止めの薬、痰を出しやすくする薬、抗生物質、整腸剤が加わります。

看護師として働いてきた経験から、薬は飲まなければ治らない、途中で中断してはいけないものと思っていました。

薬は確かに効果があるものですが、副作用もあります。
気管支拡張薬は心臓がドキドキしたり、脈が速くなったりします。
抗生物質は風邪の細菌だけではなく、腸内細菌も死滅させてしまいます。
腸内細菌は免疫を高めるためにもとても大事なんですが、それが失われてしまうので下痢になってしまいます。その下痢を予防するために整腸剤がセットで出されます。

発作を抑えるための吸入をすると、長男は
「むねがドキドキして苦しい」と訴えます。

これは気管支拡張薬の副作用です。
副作用が出るとわかっているものを使うのはいやだと思いつつも、他に咳をとめる方法もわからず、どうしていいのかわからない、そんな状況でした。

体調が悪い時は食欲もなくなり、よく眠るようになるので、3食を食べさせて薬を飲ませることが大変でした。薬を飲ませなきゃいけないから、無理して食事を作って食べさせていたような気もします。

これらの薬を「一生飲んでくださいね」と言われた時に、
一生飲ませるのは嫌だと思って、小児科の先生に聞いてみました。

「食事など、薬以外の方法でできることはありませんか?」

食事療法を教えて欲しいと思ったんです。
ですが、

「ちゃんと飲まないと大発作が起きたときに、命の危険がありますよ」

そう言われて、余計に薬を止めることができなくなりました。

自然療法やマクロビオティックを知る

薬を止める方法はないかいろいろ探してみようと思いました。
自然治癒力が高まれば治る。それは看護学校でも習ったことでした。
図書館に行って食事療法の本を読んだり、自然療法の本を探してみました。
食事で病気を治す本はたくさん出ていました。

その中でもマクロビオティックと言う玄米菜食中心の考え方を知ることができました。
本を読めば読むほど理屈が分かり、マクロビオティックの素晴らしさを知りました。
これで薬が止められるかもしれない。
そんな希望を持って、実践してみたいと思いました。

1人で実践する難しさ

早速マクロビオティックの本を購入し、玄米スープや他のおかずも含めて、玄米菜食を実践しようとしました。

当時、長女は6歳、長男は3歳です。
ゆっくり食事を作る時間もままならず、玄米を上手に炊くこともできなくてなかなか苦労しました。

普段肉や魚がメインの食事をしていたので、急に野菜だらけの食事になるのは、自分にとっても辛かったです。マクロビオティックでは、乳製品や卵も使いません。
その当時は、肉料理もよく作っていたので、それらを除去した料理を美味しく感じることが出来ませんでした。私にとってはマクロビオティックは、考え方はとても素敵だったのですが、実践するにはハードルが高いものでした。

結局、徐々にまた元通りの食事に戻ってしまいました。

自然療法師の先生との出会い

長男が4歳の時に、知り合った看護師さんから、自然療法のセミナーの話を聞き、わらをもすがる思いでセミナーに参加しました。
自然療法師の先生は、体の仕組みから丁寧に教えてくれて、その話が今まで感じてきた自分の疑問と一致しました。

「喘息は治ります!」

そうきっぱりと言われて、目から鱗が落ちるような衝撃を受けました。

喘息の原因も肝臓が弱いからだよと教えていただき、ここでしっかり治してあげることで薬のいらない体になれるよと背中を押していただきました。

薬をやめる覚悟。出てくる症状への対処。回復への時間の長さ。

私は長男の喘息を治したいと思い、自然療法師の先生のセッションを受けながら、薬を止めて症状をしっかり出し切る方法を実践し始めました。

でも薬をやめることは怖かったです。

「やるだけやってみよう」

そう覚悟を決めて、長男に話しました。それまで真面目に薬を飲んでいたので、急に薬をやめることは彼にとっても不安が強くなると思ったので、納得してもらってからスタートしたいと思いました。

「お薬をのんでいるから、よくならないんだって。お薬をやめて、血液をきれいにするように食べ物を変えたら、喘息はよくなるんだって。だから、お母さんは、薬をやめようと思う」

長男も「うん、わかった。やってみる。」と言いました。

それまで飲んでいた薬を一気にやめました。

食事は玄米と野菜中心にして、教えてもらった玄米の上澄みを飲ませ始めました。

それまで薬で抑えていた喘息の症状は、薬をやめれば出てきます。

薬をやめて数日後から、デトックスが始まりました。
ゼーゼーもします。
高い熱が出ます。

わかってはいましたが、苦しんでいる子供を見るのはとても辛いです。
また薬を使ったほうが早く楽になるのではないかなと感じます。

その時にいつも思っていた事は、

「本当に無理だと思ったら、もうその時は薬を使おう、今はできることをやってみよう」

ということでした。

咳や熱の対処方法を教えてもらって、薬を使わずに一生懸命看病をしました。

「薬漬けにしたくない」

その一心でした。

そうしているうちに、長男の体調は本当に少しずつ変化していきました。

食べすぎたらゼーゼーする。うんちがつまると熱が出る。
その都度、教えてもらって対処をしました。

咳き込むけど落ち着くようになります。
いつまでも止まらないわけではない。
それがわかると大丈夫だなと思えるようになりました。

良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、本当に少しずつ咳が減り、ゼーゼーが気にならなくなってきました。

血液が入れ替わるのには4ヶ月かかる。
その期間、頑張り続けるのは一人では厳しかったです。
支えてくれる自然療法の先生や、一緒に自然療法に取り組む仲間たちがいてくれたおかげで頑張ることができていました。

そして、長男は季節の変わり目ごとに症状は出るものの、薄紙をはぐように改善していきました。

家族の無理解

長男の喘息をなんとかしたい私は、ストイックに食事療法を行っていました。

ですが、義理の母には、私がなぜそこまでするのかをあまり理解してもらえていませんでした。

看護師の私が、なぜ薬を使わない方向に行こうとするのかが理解できないようでした。
そして、私もその理由をうまく説明できませんでした。

長男が体調を崩している時は、その食事療法をしていることは容認してくれていましたが、体調が良くなっても私がまだ食事療法を続けようとすることには「いつまで続けるの?」といい顔をされませんでした。

元夫には、もっと力の出る料理(肉や魚)が食べたいと言われ、夕食のおかずを見るだけで、食べてもらえない日もありました。

乳製品が体に良くないと言う話も、耳に痛いようで、家族みんなで同じ方向を向くのがとても難しく、このままでは家族それぞれに合わせた食事を作らなければならないのかなと思いました。

ですが、またここで肉料理が増える食事をしたり、甘いものだらけの食事になると炎症が強くなり、喘息がひどくなってしまうから、それだけは絶対に避けたい。なんとか理解してもらいたいと少しずつ少しずつ食事を変えていきました。

圧力鍋で炊いたらおいしいと言う話を聞いて、時々圧力鍋で玄米を炊いて出しました。
でも「えー、また、げんまい〜?」と毎日は食べたがらないので、白米を中心にして時々玄米を食べる。
そして、白米に玄米を混ぜたり、雑穀米にしたりもしました。

そして玄米を炊く時は多めに炊いておき、小分けにして冷凍しておいて、すぐに玄米の上澄みを作れるようにしました。

毎日のように玄米の上澄みを飲ませていると、体調が悪い時は喜んで飲むようになりました。
そして風邪を引いたり、体調を崩した時の回復も早くなってきたように感じました。

そしていつしか、外で走り回ってもあまり息切れしていないことに、大きな希望を感じ始めました。

薬に頼らない生活

そして翌年、5歳になった長男は幼稚園の運動会でリレーの選手に選ばれました。
走るとぜいぜいして苦しそうにしてた長男が喜んで走っている姿を見て、本当に自然療法を取り組んでよかった、ここまで頑張ってきてよかったと思えました。

私自身も薬に頼らない生活がしっかりできたことで、すごく自信がつきました。
熱が出ても慌てない。鼻水が出ても大丈夫。
そんな自分になれたのは、この自然療法に出会えたからだと思います。

自然療法の素晴らしさを伝えたい

ある日、お友だちのママさんと話していると、彼女の子どもも喘息だと聞き、とてもツラい思いをしていることを知りました。そして、自然療法のやり方をお伝えすると、回復して感謝されました。

そのママさんから、他のママさんに話が広がり、子供のアレルギーやアトピーのことなども相談されることが増えてきました。

もしかすると、私だけではなく、かなり多くの人が苦しんでいて、そして、自然療法を実践すれば、そういった人たちは苦しみから解放されるのでは?そう思い、私が出会ったこの自然療法をもっと多くの人に伝えたいと思いました。

看護師である私が薬を使わずに、自然治癒力を高める方法を伝えることができれば、同じように、喘息で苦しむお子様を持つママたちをもっと楽にしてあげられる、そう思ったんです。

昔の私と同じように薬を飲ませたくないけどどうしていいかわからない、そんな人たちに希望を伝えたいと思いました。

看護の勉強をしてきたからこそわかる体の仕組みや血液の事、本当の健康ってどういう状態なのかということを必要な人に届けたいです。

喘息の薬はやめられます

ここまで読んでくださってありがとうございました。
喘息の薬をやめることは、決して楽ではないと思います。
でも覚悟を決めて、一歩を踏み出すことで、必ず身体は変わります。

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