はじめに
暑い夏。エアコンの効いた部屋で過ごす時間も増えますね。
涼しくて快適なはずなのに、「なぜか足元だけ冷えてつらい…」そんな声をよく耳にします。
私自身も、昔はそうでした。
上半身は汗をかいているのに、腰から下がスースー冷えて、気がつけば足がだるく、夜になるとむくみがひどい。
それは、“夏の冷え”が進んでいるサインかもしれません。
今回は、そんな下半身の冷えに悩む方に向けて、
自然療法の視点から、暑い季節でも無理なくできるケアや暮らしの工夫をご紹介します。
ヨモギの足湯で、めぐりをやさしく促す
「腰湯やこんにゃく湿布がいいのはわかるけれど、暑すぎて続かない…」
そんな声に、私は“ヨモギの足湯”をおすすめしています。
乾燥させたヨモギの葉を、ひとつかみお湯に入れるだけ。
足首をしっかり温めることで、全身の血流や内臓の働きが整い、ぽかぽかと心地よくなるのを感じられます。
🌿やり方のポイント:
- 洗面器やバケツにお湯(42〜43℃ほど)を入れ、乾燥したヨモギをひとつかみ。
- 足首が浸かるくらいまで。10〜15分でじんわり温まります。
- ドクダミやビワの葉でも代用できます。なければ、天然塩を入れてもOKです。
冷房の効いたお部屋で、朝の時間や寝る前に。
身体の声に耳を澄ませる、やさしいひとときになります。
足を組まない座り方で、自然と血流アップ
下半身の冷えを防ぐには、日常の座り方もとても大切です。
ついつい足を組んで座ること、ありませんか?
足を組むと、骨盤まわりの血流が滞り、下半身の冷えやすさにつながってしまいます。
「膝をそろえて、足裏を床につけて座る」――
それだけで、骨盤まわりの巡りが良くなり、自然と足先まで温まりやすくなります。
自然と足が開いてしまう人は、膝掛けを使って、両足を固定すると安定しますよ。
また、座ったままできる簡単な動きもおすすめです。
☘️やってみよう!
お尻の穴をキュッと締めて、ゆるめる。
これを5〜10回繰り返すだけで、骨盤底筋がやさしく鍛えられ、
身体の内側からの「温める力」が引き出されてきます。
冷えを防ぐ「衣」と「動」の工夫
身体の中からのケアに加えて、外からの冷えを防ぐ工夫も続けていきたいですね。
🔹 綿やシルク素材のレッグウォーマーや腹巻き
薄手のものでOK。おうちでの時間に取り入れるだけでも、身体がほっとゆるみます。
🔹 おうちでの“かかとの上げ下げ運動”
キッチンに立つときや、歯磨き中などに。ふくらはぎのポンプ機能を刺激することで、
血流が下から上へ流れやすくなります。
🔹 涼しい時間のアーシング
早朝や夕方、裸足で土や芝生の上を歩くだけで、自然のエネルギーが身体を整えてくれます。
消化にやさしい食事で、内側から温める
食事もまた、冷えと深く関わっています。
夏は冷たいものや、アイス・ジュース・そうめんなどが増えがちですが、
それが続くと、内臓の働きが弱り、さらに身体が冷えやすくなってしまいます。
そこで意識したいのが、動物性の肉や油っこい魚、卵より植物性のものを取り入れることです。
🌿おすすめ食材:
- 精白していない主食(玄米や、全粒粉のパン、そばなど)
- 大豆や大豆製品、黒豆、小豆、ごま、小魚、白身の魚、木の実類
- ひじき、わかめ、昆布などのミネラル豊富な海藻類
- 胃腸にやさしい根菜の煮物や、お味噌汁
「消化に負担をかけないこと」もまた、夏の身体を守る大切なポイントです。
おわりに
足元が冷えてつらいとき、
「暑いから仕方ない」とやり過ごしてしまう方も多いかもしれません。
でも、小さな工夫を積み重ねることで、
冷えが和らぎ、身体もこころも軽くなるのを、私は何度も体験してきました。
自然療法は、特別なことではなく、
暮らしの中で「冷えてるな」「整えたいな」と気づいたときにできる、やさしい手当てです。
エアコンに頼りながらも、自分の身体を見つめて整える夏へ。
そんなきっかけになればうれしいです。
自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。
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