中耳炎にも使える!ユキノシタの効能と家庭での活用法|自然療法の視点から

師匠の庭から分けてもらったユキノシタ

先日、自然療法の師匠であるふさ子さんのご自宅にうかがった際、裏庭に育っていた「ユキノシタ」を株分けしていただきました。
湿った日陰にも元気に育つとのことで、さっそく実家の庭の、涼しい場所に植えてきました。

ふさ子さんは、何気ない調子でこんなふうに教えてくれました。
「葉っぱね、天ぷらにするとおいしいよ〜」

その笑顔とともにいただいたユキノシタ。
可憐な花を咲かせるのも楽しみにしながら、これから我が家でも大切に育てていこうと思っています。

「雪の下」でも枯れない、たくましい野草

ユキノシタは、「雪の下でも枯れない」ことから名づけられたといわれています。
湿気のある半日陰のような場所を好み、手がかからず、通年で葉が採れる頼もしい存在です。

ふさ子さんも雪をかき分けてユキノシタの葉を渡してあげたこともあるそうです。
「本当に枯れてなかったよ〜」と教えてくれました。

この野草、実は自然療法の視点から見ると、まるで家庭の救急箱のような働きをしてくれるのです。

中耳炎や発熱時の“家庭の知恵薬”

東城百合子先生の著書『自然治癒力をひきだす 野草と野菜のクスリ箱』では、ユキノシタの活用法が詳しく紹介されています。
なかでも有名なのは、中耳炎への使い方

生の葉をすりつぶし、しぼり汁を1〜2滴、耳にたらします。
同じしぼり汁で湿らせた脱脂綿で耳の穴をふさぎ、一晩おいて様子を見ます。

夜中に突然、耳が痛くなったときなど、この方法で翌朝には治ってしまったという例もあるそうです。

さらに発熱時には、

すりつぶしてしぼった汁を盃半分ほど飲ませると、熱が落ち着くことも。
小さなお子さんには黒砂糖を少し加えて、飲みやすくしてあげるとよいとのことです。

幼い子がいるご家庭では、庭に植えておくと「命拾いする」こともあると言われるほど、頼れる野草なのです。

我が家にはもう小さい子はいませんが…

わが家では、すでに子どもたちも成長し、小さな手当てが必要な時期は過ぎつつあります。
それでも、ユキノシタを庭に植えておきたいと思ったのは――

必要なときに、必要な誰かに分けてあげられるように」という気持ちからでした。

草の力、自然の力は、知っているかどうか、そして“手の届く場所にあるか”で、大きく変わります。
何気ないときに、静かに誰かの助けになってくれる。そんな存在が、庭の片隅にあるというだけで、なんだか安心します。

さいごに|花もかわいいユキノシタ

ユキノシタは、やわらかな緑の葉のあいだから、小さくて愛らしい花を咲かせるそうです。
まだ見たことはありませんが、いつか咲いてくれる日が楽しみです。

自然療法の暮らしは、特別なことではなく、
こうした日々の“植える”という選択や、“知っておく”という気づきの積み重ねかもしれませんね。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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