喘息は一生付き合うもの、と思っていませんか?
私も息子が喘息と診断されて、気長に付き合うしかないのか、と思っていた一人です。
ちょっと長くなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。
息子は1歳になる前から、鼻水だ咳だとしょっちゅう小児科に通い、薬をのみつづけていました。1~2ヶ月に一度くらいのペースで。
だんだん咳止めの薬が強くなり、薬の数も増えてきました。
3歳になったとき、喘息と診断されました。
小児科の先生から
「薬を飲みつづけていないと、大発作が起きたときに死ぬ危険がありますよ。」
そう言われました。
「食べ物とか、気をつけたほうがいいものはありますか?」
私は食事から変えたいと思って、医師に尋ねました。
「バランスよく食べて、お薬をちゃんと飲ませて。薬を途中でやめたりすると発作がひどくなるから、勝手にやめないでね。」と医師に言われました。
バランスのよい食事とは?
明確な回答を得られずに、私は困ってしまいました。
お薬をちゃんと飲ませました。
小さい発作、ゼーゼー、ひゅーひゅーしたときにすぐに対処しておかなくてはならない。
毎日、気管支拡張剤をのませ、気管支拡張剤入りのテープを背中にはり、ちょっとでもひゅーひゅーしたら、吸入をする。
ほこりやダニのアレルギーがあるから、毎日布団に掃除機をかけ、空気清浄機をつける。
そんな毎日でした。
何を食べさせたらいいんだろう?
マクロビオティックの本や自然療法の本を読みまくりました。
玄米を食べさせ、こんにゃく湿布をしました。
玄米クリームもつくりました(玄米クリームとは、玄米をお粥にしたものをミキサーにかけて、どろどろの状態にしたものです)。
でもお薬をやめる勇気はなかった。
結局、発作が起きれば、吸入をしていて、堂々巡りなのも、うすうす気づいていました。
何を食べさせていいのかわからない。
何をしたらよくなるのかもわからない。
息子は息苦しいから、機嫌がわるくなる。
私はとても疲れてしまいました。
そんなときに、自然療法のセミナーがありますよ、と知り合いの看護師さんが教えてくれました。
この時、初めてNatsuko先生のセミナーに参加しました。
セミナーで聞くお話は、驚くことばかりでした。本当によくなるのかな?
でも間違ってはいないと感じました。
やってみよう。
腹をくくって、息子に話しました。
お薬をのんでるから、よくならないんだって。
お薬をやめて、血液をきれいにするように食べ物を変えたら、よくなるんだって。
だから、お母さんは、薬をやめようと思う。
それまでのんでいた、たくさんの薬を全部やめました。
玄米と野菜中心にして、玄米の上澄みを飲ませはじめました。
薬をやめて数日後、デトックスが始まりました。
ゼーゼーもします。
高い熱が出ます。
対処方法を教えてもらって、薬を使わずに一生懸命看病しました。
薬づけにしたくない。
その一心でした。
息子の体調は、薄紙をはぐように、すこしずつよくなりました。
食べすぎたらゼーゼーする、ウンチがつまると熱が出る。
その都度その都度、教えてもらったように対処しました。
良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、本当に少しずつ、咳が減り、ゼーゼーが気にならなくなってきました。
息子は頑張りました。
翌年、運動会ではリレーの選手に選ばれました。
生き生きと、一生懸命走る息子を見て、あの時、自然療法に切り替えてよかった、本当にそう思います。
その後も、たまに食べすぎたりすると、ヒューヒューしたりすることもありましたが、原因がわかれば対処もできます。
4歳で喘息の薬をやめて、もう9年経ちました。
今では風邪をひくこともほとんどなくなり、病院に通うこともなくなりました。
咳込んで眠れなくて辛かった日々が、嘘みたいです。
喘息で苦しんでいる方に、伝えたい。
喘息は治ります!