最近、自分の月経周期が急に不順になってきて、「もしかしてこれって…?」と少し不安になることがありました。
そんな時に出会った本があります。
高尾美穂さんの『娘と話す、からだ・こころ・性のこと』です。
その中に、こんな一節がありました。
「じつは、更年期の始まりはあとになってみないとわかりません。というのも、更年期は『閉経の前後5年、合わせて10年間』と定義されているからです。つまり、閉経を迎えてみないと、いつから更年期がはじまっていたかはわからないわけです。」
「閉経を迎える平均年齢は、日本人女性では50.5歳ですが、個人差が大きく、40代前半で閉経を迎える人もいれば、50代半ばまで生理が続く人もいます。したがって、女性の更年期の平均は45〜55歳、もう少し広く見積もって40〜60歳あたりが更年期となります。」
高尾美穂:娘と話す、からだ・こころ・性のこと,朝日新聞出版,2023.
この言葉を読んで、「ああ、やっぱり人それぞれなんだな」と改めて感じました。
平均が50歳前後だからといって、全員がその通りではないし、40代前半で閉経する人も少なくないということ。
人生100年時代とも言われる時代です。人生の後半は月経のない身体で生きていく時間の方が長くなるのかもしれません。
ホルモンは揺れながら減っていく
更年期と聞くと「ホルモンが減る時期」と思われがちですが、
実際には、ゆるやかに下がっていくというよりも、増えたり減ったりしながら、波を描くように変化していくそうです。
だからこそ、体調や気分の揺らぎも大きく感じられるのかもしれません。
この時期を少しでも楽に、やさしく過ごすために、自分にできることはないだろうか?
私はやっぱり、「血液をきれいにすること」なのではと思いました。
ストレスと食生活の乱れから気づいたこと
実は先月、ちょっとストレスのかかる出来事があり、食生活がかなり乱れてしまいました。
その影響か、身体が重たく感じたり、足のむくみが気になったり……。
「これは、ちゃんと整えなきゃ」と思い直し、少しずつ自分をケアする時間を増やしています。
- できるだけ早く寝るようにする
- 毎日、足湯かこんにゃく湿布をする
- 玄米と野菜中心のお弁当を持参して、食事を見直す
身体が整いはじめると、気持ちも落ち着いてくるのを実感します。
読書の時間を取り戻したい
スマホを見る時間を減らしたいと思いつつ、つい長く見てしまうこともありますよね。
とくに寝る前は、SNSやニュースで気持ちがざわざわして、眠れなくなることも。
だから最近は、寝る前に本を読む時間をもう一度取り戻したいと思っています。
紙の本を手に取ると、自然と呼吸が深くなるような、そんな静かな時間になります。
「もしかして」と思った時に、病院で確認することも大事
更年期の症状は、他の病気と区別がつきにくいことがあります。
だから、「なんだかおかしいな」と思った時には、病院で検査してみることも大切です。
他に病気がないとわかるだけでも、大きな安心になります。
そして、そのうえで「これから自分はどうしたいか」を選べることが、何よりも大事なのだと思います。
セルフケアに取り組むのもいいし、誰かに相談するのもいい。
方法は人それぞれでいいんだと思います。
おわりに
更年期は、はっきりした境目がなく、「あれ?もしかして?」という体の変化から始まっていきます。
そんなときこそ、自分の体にやさしく目を向けること。
そして、不安なときは無理せず病院を頼ってみること。
どちらも、これからの人生をしなやかに生きるための、大切な選択肢だと思います。
同じように、身体や心の揺らぎを感じている方のヒントになれば嬉しいです。
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