脂質の役割と良い油の選び方

良い油とはどんな油?

メルマガ読者さんよりご質問いただきました!ありがとうございます!

Mさん

「良い油」とは具体的にどんな油なんでしょうか?
抽出ではなくて圧搾した米油や菜種油?

できるだけ油を避けていて、肉や魚にもわりと油分あるよなぁと感じているので
どんなものから取り入れたら良いのか教えていただけると嬉しいです!

私たちの身体に必要な栄養素 脂質について

「脂質」というと嫌煙されがちですが、とても大切な栄養素の一つです。

脂質は、糖質の2倍以上(1gあたり9Kcal)のエネルギーを生み出します。
少しの量でたくさんのエネルギーを生み出すので、身体のエネルギー源となってくれます。

この脂質は緊急事態(食べられない時)に備えて、脂肪という形で身体に蓄えられていて、
骨や筋肉、内臓を守るクッションになってくれています。

脂肪は皮膚の下部組織、肝臓、血液の3カ所で蓄えられます。

脂質が不足すると・・・

脂質はタンパク質と一緒に身体をつくる働きもあります。
細胞を包む細胞膜を作るのにも重要な役割を果たしているので、脂質が不足すると肌は乾燥してガサガサになったり、髪の毛のツヤがなくなったりします。
また血管も細胞でできていますから、もろくなって出血しやすくなるということもあります。

脂質をとりすぎると・・・

脂質は油や揚げ物に多いイメージだと思いますが、実はチーズや卵、お菓子類にもたくさん含まれています。
気づかないうちに取りすぎている・・・という状態になりやすいです。

取りすぎて使われなかった脂質は、身体にどんどん蓄えられていきます。

皮膚の下に蓄えられるのは皮下脂肪、血液中では中性脂肪、コレステロール、リン脂質、脂肪酸などとして蓄えられ、必要な時に必要な場所に届けられます。肝臓に多く蓄えられると脂肪肝になります。

脂質が含まれているもの

  • 肉類(牛バラ肉、豚バラ肉など)
  • 魚類(まぐろ、さんまなど)
  • ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)
  • バター・マーガリン
  • チーズ
  • 油類(サラダ油など)

天然圧搾の植物油がおすすめ

市販の油には、酸化防止剤や乳化剤が使われているものがあります。
健康に関わる量ではないと思いますが、それでも蓄積されると血液の汚れにつながるので、できるだけ添加物が入っていないものを選びましょう。

また、市販の油の製法では、あまりにも科学的に精製しすぎて酸化を防ぐ天然の物質まで取り去ってしまうので、栄養は落ち、長くおくと酸化してしまいます。

昔の油は何年放置しても腐敗しませんでした。
ということで、添加物が入っていない天然圧搾の植物油(なたね油やごま油など)がおすすめです。

なたね油とごま油を7:3で合わせて、合わせ油を作っておくと便利です。
酸化しにくいので、野菜の揚げ物だけなら、天かすを除いて何度も使うことができます。私は炒め物などに使って、最後まで使い切ります。
お肉やお魚を揚げた油は酸化してしまいますので、ご注意ください。

まとめ

自然療法では、玄米菜食を中心とした食事をお勧めしています。
動物性食品を控えると脂質が不足しやすいので、炒め物になたね油とごま油を合わせて使ったり、ナッツを食べたり良質な油をとるようにするといいと思います。

「バランスよく食べてくださいね」ってよく聞きますけど、そのバランスって難しいですよね。そんなに細かく考えられないし、難しかったら続きませんし、こんなざっくりな考え方でも10年以上自然療法を続けてこれました。そんな私がどのように自然療法に取り組んできたのかを無料メルマガ講座でお伝えしています。気になる方はぜひご登録ください。

今すぐメルマガを読んでみたい!と思われた方はこちらから

元看護大学教員が教える薬に頼らない暮らし方無料メルマガ講座

なお、iCloudのメールアドレスはメールが届かない場合がございます。Gmail・yahoo・その他Webメール等をご利用くださいますようお願いいたします。