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はじめに:暑さの中で、身体が悲鳴をあげたとき
暑い日が続いていますね。
エアコンの効いた部屋で過ごしていても、外出したり、家事や育児で動き回ったりするうちに、身体に不調を感じることがあるかもしれません。
実は、つい先日、わたし自身も暑い中で動きすぎてしまい、頭痛や吐き気を感じることがありました。
「これって熱中症かもしれない…」と気づき、いつもの自然療法で、わたしの身体にやさしく手をあててあげました。
半日ほどで、すっかり元気を取り戻せたんです。
今回はそんな体験とともに、熱中症のような不調を感じたとき、自然療法でできるケアをご紹介します。
熱中症ってなにが起こっているの?
熱中症は、暑さによって身体の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調整がうまくできなくなったりして起こります。
自然療法の視点では、
・身体に「熱」がこもっている状態
・胃腸の働きが弱まり、消化ができず「気」が巡らない状態
とも捉えられます。
わたしが体験したような「頭痛」「吐き気」も、胃腸が弱っているサインでした。
熱中症のサインに気づいたら、すぐにやってほしい自然なケア
① 水分補給は「常温で、塩分も一緒に」
水分を摂ることはもちろん大切ですが、水だけをたくさん飲みすぎると、血液が薄まってしまい、身体がだるくなってしまうことがあります。
わたしはこのとき、自家製の「梅肉エキス」をお水に少し溶かして飲みました。
梅酢や天然塩を加えた常温のお水もおすすめです。
冷たい飲みものは胃腸を冷やしてしまい、消化力がさらに落ちてしまいます。
できるだけ身体にやさしい温度の飲みものを選びましょう。
② 食べるなら、おかゆと梅干し
胃が気持ち悪いとき、無理に食べようとせず、まずは胃腸を休ませることを大切にしています。
お腹がぐ〜っと鳴ったら、「お腹が動き出したよ〜」という合図です。それまでは無理に食べないことをおすすめします。
もし少し食べられそうなら、お粥に梅干しを添えて。
消化に負担がかからず、梅干しの成分が回復をサポートしてくれます。
\東城百合子先生の著書より引用/
梅干しは、殺菌・整腸作用が素晴らしい。クエン酸・リンゴ酸が多く、胃酸の分泌を良くし、腸の働きを助ける。腸の有効菌を育て、整腸とともにカルシウムの吸収を助けるので、全身の血行を促し、浄化もする。
東城百合子:自然治癒力をひきだす野草と野菜のクスリ箱,三笠書房,147-151,2019.
反対に、甘いもの・油っこいものは、消化に負担がかかるので避けたほうがよいですね。
③ 足湯やこんにゃく湿布で、身体の深部を整える
身体にこもった熱は、「冷やす」よりも「巡らせて、出す」ことが大切。
わたしは足湯をして、ゆっくりと身体を温めました。
また、肝臓と腎臓にあたためたこんにゃく湿布をあてると、内臓の働きが整って、回復が早くなります。
- 肝:右側の肋骨の下
- 腎:腰のあたり(左右両側)
- 脾:左のみぞおちのあたり → 脾臓は2〜5分ほど冷やすのがポイントです。
こんにゃく湿布のくわしいやり方はこちらをご参照ください。
わたしの友人も、暑さの中で動きすぎて嘔吐してしまったことがありました。
そのとき、梅肉エキスを飲んでもらい、食事は控えめにしてもらって、こんにゃく湿布を夜と朝に。
ゆっくりと身体を休めてもらったら、翌朝にはすっかり元気になりました。
おわりに:身体の声に、やさしく寄り添う
熱中症のサインは、「今は休んで」という身体からのメッセージ。
自然療法は、その声に耳をすまし、身体が持っている回復力を信じて手を添えるケアです。
水分と塩分のバランス
胃腸へのやさしさ
内臓をゆるめる温かい手当て
そして、しっかりと休むこと
自然療法は、派手ではないけれど、とても力強い知恵です。
ただし、気持ちよさや安心感が得られず、どんどん具合が悪くなるようなときには、自然療法にこだわりすぎず、病院など専門の手を借りることも大切です。
無理せず、ご自身の身体と心にやさしく寄り添いながら、この夏をしなやかに乗り越えていけますように🌿
自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。
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