寝る時、足が冷たいとなかなか寝付けないですよね。
氷点下の気温の中、たくさん外を歩いた時は、本当に足の先が冷えてしまって、お風呂に入って温まってもすぐ冷えてしまうんですよね。
そこで、ずーっと気になっていた腰湯にチャレンジして、その効果に感動したので、シェアしたいと思いました!
腰湯の効果
足先には毛細血管が集まっています。腰には内臓の神経が集まってきています。だから足と腰だけ温めると毛細血管が働き、内臓全体の働きがよくなり、部分浴で全身が温まります。
よく温まって次の日は身体が軽く、前日の疲れをとってくれます。便通も利尿も良くなります。全浴ではこの効果は出ません。
冷え性・便秘・下痢・肝臓・腎臓・不感症・アトピー性皮膚炎・痔などによい。婦人科系の弱い人、帯下などおりものの多い人などにもよい。
東城百合子:家庭でできる自然療法,あなたと健康社,p87-88.
全身浴よりも温まる?なんでだろう?と思いましたが、やってみないとわからないですよね。
腰湯の作り方
大根千場3株くらいを布袋に入れてよく煮出してこれを洗濯たらいにあけて、適当に薄める。
たらいに立て膝をして入り、さめたら差し湯をして、できるだけ高い温度に保ち、10分も入っていると汗が出てきます。冬は寒いので上着を着て下だけ入ります。たらいの無い方はお風呂に入る時、湯船にお風呂用の小さな腰掛けを入れて座り、腰から下だけを入れ、上半身は冷えないようにバスタオルかシャツを着る。
またビワの葉、すぎな、よもぎ、柿の葉などの薬草も同じように効用があります。何もない時は、塩や糠や落ち葉でもよい。
東城百合子:家庭でできる自然療法,あなたと健康社, p87-88.
我が家には、昨年採ったヨモギを乾燥させておいたものがありました!
これはちょうどいい!
早速鍋で煮出しました。

乾燥ヨモギを煮出しました。
煮汁が茶色くなってます。

半分くらいお湯をためた湯船にヨモギの煮出した汁を入れていきます。

腰から下だけ入ります。
上半身は冷えないようにバスタオルをかけたり、シャツを着たまま入ります。
私の場合は、15分くらいで汗をじんわりかきました。
腰湯の効果〜私の場合〜
冷えないように、水分を拭き取り、身体が温まっているうちにお布団に入って寝ました。
翌日の朝まで、足がポカポカで驚きました!
そして、ぐっすり眠れましたよ。
ちょっと続けて冷えへの効果をみていきたいと思いました。
おまけ・・・ヨモギの効能
ちなみにヨモギは食べても飲んでも外用としても素晴らしい効能があるのでご紹介します。
昔から万病の薬として知られ、お灸の材料としても利用されてきました。入浴用にしても活力をいただけます。
東城百合子:自然治癒力を引き出す野草と野菜のクスリ箱,三笠書房,p69
- 浄化作用がめざましく、血液のpHを弱アルカリ性にする。
- 胃腸、肝臓の働きを強め、造血作用、解毒作用を活発にする。
- 慢性病全般に有効で、特に胃腸病、高血圧、便秘の助けになります。
- 澱粉質の消化吸収をスムーズにするビタミンB1、B2が多く、肥満防止になる。カルシウムも多い。血液を浄化し、苛立ちを鎮め、炎症を防ぎ、病気にかかりにくい体質をつくります。
- 玄米に全く含まれないビタミンAとCも豊富です。
- 結構も良くなるので、身体の冷えやすい人、寒さに弱い人、神経痛、肝臓病、腎臓病、喘息なども助け、美肌にも効果があります。
この効能の多さ、すごいですよね。
ヨモギが出てきたら、また摘みに行きたいな〜と思ってます。
自然にあるもので血液がきれいになって、身体が楽になるって、本当にすごいなぁって改めて感じます。こうやって自然には全て揃っているのに、私たちは気づかないでいるだけなんですよね。昔の人は知っていたのかもしれないですが、私ももっと知って、もっと活用できるようになりたいです。今年も雪が解けたらどんどん野草のイベントを企画していこうと思っています。野草摘みなどのイベントのお知らせは無料メルマガでご案内していきますので、気になる方はぜひ無料メルマガ講座にご登録くださいね。