血液と細胞

長男の理科の教科書(未来へひろがるサイエンス2)がわかりやすかったので、今日は、血液と細胞について私の視点でまとめてみたいと思います。

血液の成分とはたらき

血液は、赤血球、白血球、血小板などの固形成分と、血しょうという液体成分からできています。赤血球にはヘモグロビンという赤い物質が含まれていて、ヘモグロビンが酸素の多いところでは酸素と結びつき、逆に酸素の少ないところでは酸素をはなす性質を持っています。この性質を利用して、血液を使って肺で取り込んだ酸素を、細胞に届けています。

私はいつも血液をきれいにする働きを説明するところで、食べたものは小腸で栄養素として吸収される話をしているのですが、その栄養素のことも書いてありました。

消化管で吸収された栄養分は、血しょうに溶けて全身の細胞に運ばれる。全身の細胞の間には毛細血管が網の目のように入りこんでいる。毛細血管の壁は非常にうすく、血しょうの一部は毛細血管からしみ出して細胞の周りを満たしている。この液を組織液(そしきえき)という。

血液によって運ばれてきた酸素や栄養分は、組織液にとけて細胞にとり入れられる。また、細胞の活動によってできた二酸化炭素やアンモニアなどの不要な物質も、同じように組織液にとけて毛細血管にとりこまれる。

未来へひろがるサイエンス2、啓林館、p46より

この毛細血管が薄いところや組織液のところまではわかっていたつもりでいたけれど、説明できるほどではなかったです。わかりやすい!

私たちの体はおよそ37兆個の細胞でできています。

細胞は酸素と栄養素を使って、エネルギーを生み出したり、体を作る材料を作っているのですが、そのエネルギーが熱となり、私たちの身体の体温を維持しています。

細胞ではこのエネルギーを生み出すときに、二酸化炭素と水、そして不要物(アンモニアなど)が生まれます。

体内でできた不要な物質の排出の仕組み

ブドウ糖や脂肪が分解されると、二酸化炭素と水ができる。しかし、アミノ酸にはチッ素が含まれていて、分解されると、二酸化炭素と水以外にアンモニアができる。

アンモニアは血液によってまず肝臓に運ばれ、害の少ない尿素に変えられ、さらに腎臓へと送られる。腎臓では、尿素などの不要な物質は、余分な水分や塩分と共に、血液中からこし出されて尿となる。

血液中の不要な物質の一部は、皮膚にある汗腺から水とともにこし出され、汗となって排出される。

未来へひろがるサイエンス2、啓林館、p44より

私たちが食べているご飯などの炭水化物にはデンプンが含まれていますが、このデンプンが分解されて、ブドウ糖になります。
油などに含まれている脂肪は、分解されて脂肪酸とモノグリセリドに分解されて吸収されますが、また脂肪となります。
お肉などに含まれるタンパク質が分解されるとアミノ酸ができます。

このアミノ酸が、細胞に運ばれ、エネルギー源として使われると、アンモニアという身体にとっては有害なものを生み出してしまうんですね。だから食べ過ぎは良くないっていうんだな〜と納得でした。

細胞のはたらきによって作られた不要なもの(有害物質)は、また血液によって肝臓に運ばれ、そこで無害な形に変換され(解毒のはたらき)、その後腎臓に運ばれ尿となって身体の外に排出されます。さらに、汗にも混ざっているんですね。汗がしょっぱいのもベタベタするのも、塩分を含めて不要なものを一緒に出しているからなんですね。

この排出の働きをスムーズにできることが大切なんだよな、と改めて思いました。

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