卒業生との食事

先日、自分と関わりの深かった学生さんたちと食事をしました。
4月から看護師として働く彼女たちは、2年生の春からずっとマスク生活でした。
講義の時の座席も指定され、食事は黙食を強いられ、実習は中止になったり短縮されたりと制限のある中で、なんとか学びを深めてきました。

「こんな状態で、仕事ができるのか不安です。」
彼女たちは不安を吐露してくれました。みんなそう思うよね。
でも、皆さんが就職する病院の多くは、その経験の少なさをカバーできるように、新人教育を工夫しています。
相談しやすい環境になるように、プリセプター制度(一人の先輩看護師「プリセプター」がある一定の期間、一人の新人看護師「プリセプティ」に対して、マンツーマンで臨床実践を指導する方法)を導入しくれたり、ペアを組んで担当してくれたり。技術の練習も、研修の時間を作ってやってくれます。
だから、不安はあるとは思うけど、現場に出て、一生懸命学ぶぞと思って飛び込んで行ってほしいです。

「悩んだ時は、いつでも戻っておいで。連絡していいからね。」
そう言うと、「大学の先生たちはみんなそう言う。」と返事が来ました。
教員って、そういうものですよね(笑)。

いよいよ明日から仕事が始まる彼女たち。
すごく緊張しているんだろうなぁ。
ホッとできる時間を作りながら、楽しんでほしいです。
そしていつの日か成長した姿をまた見ることができたら、幸せだなぁ。

結局、私は学生と話をするのが大好きなんだと感じた一日でした。

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