人間は半分以上が水分でできています。
大人で約60%、子供は約70%、高齢者ですと約50%が水分です。
水を飲みましょうって簡単に言いますが。
「頭ではわかってるけど、なかなか実践できない」
「夜中に尿意で起きると眠れなくなるから、水を控えてしまう」
そうですよね。
水分補給って、意識しないとなかなかできないものです。
水分が足りないとどうなるか。
血管の中を流れる水分量が減ります
→ 血小板や赤血球などの量は変わらなくても、濃度が濃くなります
→ ドロドロした血液になります
→ 毛細血管が詰まりやすくなります
→ 毛細血管は全身にあるのですが(なんと、全身の血管の99%が毛細血管)、毛細血管が詰まることで、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を引き起こしやすくなります
1日に必要な水分量は2.5リットル!
厚生労働省で水分啓発のポスターが作られていました。
これを見ると、1日に必要な水分量は2.5リットル。
飲み水で補いたい水分量は食事でとる分を除いて、1.2リットルと書いてあります。
臨床で、食事も含めて1.5リットルと教えていた気がします。全然足りていませんでしたね・・・。
水分をとる工夫の例
室内にいるときは、まだ水を飲めるかもしれないのですが、「外出先や畑だとなかなか水を飲むのを忘れちゃうんだよね・・・」という方のために一つご提案です。
- 食事の時に汁物を飲みましょう
- 「朝、起きてすぐ」と「夜、寝る前に」、コップ1杯の水を飲みましょう
- お茶の時間を決めましょう(例:10時と15時など)
そういえば、私の祖父母は玉ねぎ農家でした。
そこでは、10時と15時に一旦作業の手を止めて、休憩するタイミングを作っていました。
子供時代に手伝わせてもらった時に、このお茶の時間に食べるお菓子が美味しかったことを覚えています。
好きな時間でいいので、一旦作業を止めてあえてお茶の時間を作る。
そうすることで、身体に水分を補給することができます。
今年はとても暑い日が続いています。
身体のためにも、水分もう少しだけとってみませんか?