かゆみって、本当に辛いですよね。
かゆいと何も手につかなくなるし、眠れなくなるし、引っ掻いてしまうと傷になってもっとかゆくなるし・・・と悪循環になります。
病院に行くと、ステロイド入りの塗り薬や、アレルギーの飲み薬などが出されます。
かきむしることで、そこから傷ができ、さらに痒みがひどくなる・・・の悪循環を止めるために、一時的に強い薬を使って、しっかり皮膚を治そう!というのがその理由です。
ステロイドは強力な抗炎症作用があるので、驚くほどきれいになります。
でも長期的に使用するには、副作用があるので、私はあまり使いたいとは思いません。
そんな私ですが、昨年、体調を崩した時は、本当にかゆみがひどくて、ステロイドに頼ってもいいかもしれない・・・くらいに感じるほどでした。かゆくてかゆくて、掻きむしって気づいたら傷になって、気づいたらもう皮膚はボロボロでした。
常にピリピリとした痛みがあって、こんな状態を続けるのはもう嫌だ、もうここでしっかり治そう!根本からやり直そう!と強く思いました。
私が自然療法の先生に教わって実践したことは、「お酢の湿布療法」です。
- スーパーに売っているお酢(安いもので大丈夫です。私は穀物酢を使いました)
- フェイスタオル(絞りやすいもの)
- タオルを絞るときに使う軍手+ビニール手袋(軍手を中に履き、上からビニール手袋を履きます)
- お酢を鍋に入れて、火にかける。
- お酢が熱くなったら、タオルを熱いお酢に浸す
- 手袋を履いた手で(素手は絶対やめて!)、タオルをしっかり絞る
- 火傷しない温度か確かめてから、かゆい部分にタオルを貼り付ける
- しばらくそのまま貼り付けて、タオルが冷めてきたら、また熱いお酢にタオルを浸して、絞って、かゆいところに貼り付けるを繰り返します
- 何回か繰り返すと、痒みが楽になってきます
タオルの温度は熱めの方が、皮膚がチカチカする感じで効果がありますが、火傷には注意です。
でも、そもそもなぜかゆみが出るのでしょう?
それは、「肝臓と腎臓が弱って解毒ができない状態」だからなんです。
食べたもので血液は作られます。
その血液が汚れていたら、肝臓が解毒して、きれいな血液にしてくれます。
でも肝臓が弱っていたら?
解毒できずに、血液は汚れたまま、全身をめぐることになります。
そして、皮膚から汗として汚れを出そうとします。そして皮膚がかゆくなるわけです。
そして、汚れた血液は腎臓でろ過されて尿になるのですが、ろ過機能が弱るとろ過できる量が減るので、尿を作るのに時間がかかったり、尿の量が少なくなってしまいます。結果、ろ過しきれない汚れた血液は、また全身をまわるのです。
ですので、水分をしっかり摂って、こまめにおしっこを出すこともとても大切です。
食事をしっかり整え、水分をしっかり摂るようにすることに加えて、このお酢の湿布療法をすることで、徐々に痒みは落ち着いてきて、皮膚はかさぶたがポロポロと剥がれるようになってきました。かさぶたの下の皮膚はきれいで安心しました。
皮膚は下からどんどん新しい皮膚が作られて、古い皮膚は垢になって剥がれますよね。
新陳代謝を繰り返しながら、きれいになっていきます。
もうあんなかゆみはこりごりです・・・