12月上旬に、利き手の上腕骨を骨折した息子は、今も不自由な生活を強いられています。
整形外科の先生からは、6週間はかかるよ、と言われていました。
ギプスをせずに、保存療法でいきましょうと三角巾で腕をつって、安静にすることが治療になります。
「肘の角度は90度。右手を使わないように」と指導されました。
しかし利き手なのです。
それまでは左手でご飯を食べたり、字を書いたりしたこともなく、どうすればいいの?という感じでした。
中学生のリュックは10キロ近くあります。
1人で持たせることもできません。
「これを機に左利きになるといいよ〜。両手が使えると便利だぞ。」
と先生からは言われました。
その時はおとなしく話を聞いていた息子ですが、
家に帰るなり、
「明日テストなんだよね。右手を使わないなんて無理」と言います。
こりゃあ困った。
肘の角度を保ちながら鉛筆が持てるのだろうか?を確認し、
学校の机なら大丈夫、気をつけるからという本人の言葉を信用していましたが・・・
やっぱり無理してしまうんだろうな。
担任の先生からは、
「真面目だから、机を運ぼうとしたりするんですよね。
気づいたらけっこう右手を使ってて、油断も隙もありません(笑)。」
とこっそり情報が入ってきたりしました。
4週目くらいのときにずれてきたので、500gくらいの重りをつけるといいよと言われ、100円ショップでトレーニング用の手首につける重りを購入してつけるようにしていました。
骨は明らかに再生してきていて、新しい骨がレントゲンでも写っていました。
でもまだ骨が柔らかいからずれやすいということなんだろうな〜。
毎週、レントゲンを撮っては、
骨がまっすぐになっているか、ずれていないかを確認し、
まっすぐの時はよかったねと安心して喜び、
ずれていると何が悪かったんだろうと落ち込むことを繰り返して、
6週間が過ぎました。
息子は骨折したばかりの頃は痛みで眠れないくらい辛かったのですが、
今は痛みもないので、動かしたい気持ちが勝っているようです。
寝る前になると、なんだかご機嫌斜めになるので、
どんな気持ちか聞いてみました。
「さみしい〜」
「右手が生えてきてほしい」
「もう一本右手が欲しい」
左手の生活に慣れてきたのかなと思っていたのですが、
私の想像以上に、本人としてはつらいんだなということがわかりました。
こんな時、変わってあげられないのがつらいところです。
本人の今の気持ちを吐き出せるように、
寄り添ってあげられたらいいなと思っています。
息子は今回、痛い思いや不便な思いをいっぱいしたことで、
骨折したり、聞き手が使えなくなった人の気持ちが
痛いほどわかるようになったと思います。
もうしばらくの辛抱だけど、元気な骨が育つように頑張って欲しいです。
息子の骨折をきっかけに、丈夫な骨をつくるためにも、食生活は本当に大切だなあと実感しています。私が息子の喘息の薬をやめるために取り組んだ自然療法では、玄米を中心とした食事を基本としています。どのように薬をやめて、元気になったのかを無料メルマガ講座でお伝えしています。読みたいなと思われた方はぜひご登録ください。