野草茶の正しい煎じ方|スギナ・ドクダミの効能とおいしい飲み方

最近、野草茶に興味を持つ方が増えています。
私自身も、普段はビワの葉茶や三年番茶をよく飲んでいるのですが、ご縁があって乾燥させたスギナとドクダミをたくさんいただきました。
せっかくなので、自分でも煎じて飲んでみようと思い立ったのが、今回の記事を書こうと思ったきっかけです。

自然の恵みをいただくお茶は、ていねいに煎じることで、やさしい力がすっと身体にしみこむように感じます。
今日は、初めての方でも安心して試せる「野草茶の煎じ方」と、スギナ・ドクダミの特徴をご紹介します。

■ 東城百合子先生に学ぶ、野草茶の基本の煎じ方

野草茶を煎じる方法は、東城百合子先生の著書
『自然治癒力をひきだす「野草と野菜」のクスリ箱』(三笠書房)
を参考にしています。

先生は、煎じるときに使う道具について、次のように書かれています。

「採取した野草を煎じる時に、金物を使うと化学変化を起こして成分が変わったりするので、土瓶か土鍋、ホーロー製の鍋やケトルを使用するようにしてください。」

そして、煎じた後についての大切なポイントもあります。

「煎じたものは、そのままにしておくと、せっかく煮出された成分が薬草の中に入ってしまうので、すぐに野草を取り出すようにしてください。」

また、同じ野草だけでなく、別のものを混ぜて煎じることで味に深みが出ること、成分の幅が広がることも紹介されています。

■ 基本の手順(とてもシンプルです)

① 野草を水から入れて中火にかける
② お茶として飲むなら 10〜15分
③ 「クスリ」として飲むなら、半量になるまで煎じる

この3つを押さえておけば、どの野草でも応用できます。

■ スギナ茶の特徴と煎じ方のコツ

スギナにはケイ酸、ビタミン、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
著書には、

「ケイ酸がカルシウムの吸収を助けるので、細胞を活気づけ、血行を促し、尿便通にききます。腎臓の弱い人をはじめ、慢性化した病気にも大きな助けです。」

と紹介されています。

ただ、スギナは 煮出しすぎない方が良い とよく言われています。
私は、2〜3分で火を止めるか、長くても10〜15分まで。
ほんのりとした緑の香りがして、すっきり飲みやすいです。

スギナ茶

■ ドクダミ茶の魅力(イメージが変わります)

ドクダミは匂いが強烈というイメージがある方も多いと思いますが、
乾燥させると驚くほど香りが柔らかくなるんです。
お茶にすると、とても飲みやすくておいしい。

著書では、ドクダミの働きについてこう書かれています。

「めざましい解毒作用がある。毛細血管を丈夫にし、動脈硬化や高血圧の予防に役立つ。(中略)毒消し、毒くだしをするドクダミは、これらの病気の特効薬。」

古くから “内臓の掃除役” として知られていて、
利尿作用、むくみ、腎臓の弱りなど、幅広い場面で身体を助けてくれます。

ドクダミ茶

■ 野草茶を飲んでみて感じたこと

野草茶は、腸や細胞にたまったいらないものをそっと掃除してくれるような、やさしい働きがあります。
しかも、材料は自然の中にあるものばかり。

「身体を助けてくれるものが、こんなに身近にあるんだ」
そう思うと、自然の力の大きさにしみじみと感動します。

難しいことはなくて、まずは1種類から気軽に。
好みの濃さや香りを見つける楽しさもあります。

■ おわりに

野草茶は、「自然療法を始めてみたいけれど、何から?」という方にも、やさしい第一歩になります。
日々の暮らしにそっと取り入れて、自分の身体と仲良くなる時間を味わってみてくださいね。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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