ビワの葉温灸療法で感じた変化|自然療法は“気持ちよさ”がカギだった

はじめに:自然療法の原点は「気持ちいい」こと

先日、ビワの葉温灸療法を学ぶ機会がありました。
その中で、先生の言葉がとても印象に残ったのです。

「気持ちよくできて、はじめて効果が出るものですよ。」

自然療法って「治そう」と気合を入れすぎると、かえって身体にストレスがかかってしまうことがありますよね。
でも、ふっと肩の力が抜けて「気持ちいいな」「なんだかあたたかいな」と感じるときこそ、私たちの身体は本来の力を取り戻すのだと気づかされました。

薬のようにすぐに結果を求めるのではなく、「おいしい」「心地よい」などの感覚を大切にすることで、身体はゆっくりと整っていく。
ビワの葉温灸は、そんな自然療法の魅力がギュッと詰まったお手当です。


ビワの葉温灸療法の基本|ゆっくりと芯まで温める

ビワの葉温灸療法とは、ビワの葉と「もぐさ」を組み合わせて、身体にじんわりと熱を届けていく方法です。
ポイントは、とにかくゆっくり、芯まで温めること

じわじわと身体の深いところに熱が入っていく感覚は、何ともいえない心地よさがあります。
忙しい毎日の中で、こうして「何もしない時間」をとること自体が、すでに癒しになるのかもしれません。


やり方のポイント|施術の流れと当てる順番

温灸を当てる順番には意味があります。
いきなり痛む場所や不調を感じる場所に当てるのではなく、まずは内臓の働きを整えることが大切です。

おすすめの順番はこちら:

  1. おへその上(みぞおちあたり)
  2. おへその周り
  3. 丹田(おへその下)
  4. 右胸の下(肝臓)
  5. 腰のあたり(左右の腎臓)

この順で当てていくと、内臓の働きが高まり、きれいな血液が全身に巡りやすくなります。

🕊 1日1回30分ほどを目安に。
背もたれのある椅子に座ってお腹側を温めると、体勢もラクでおすすめです。


道具の使い方と注意点

ビワの葉を使うときは、ツルツルした表面を肌に当てて、その上に「さらし(たたんで8枚重ねにしたもの)」と「紙箱(8枚重ねの紙)」を重ねます。
紙箱の上にもぐさを置いて、手でしっかりと持てるようにまとめます。

紙箱にもぐさを入れて、まとめて圧がかけやすいように持ちます

もぐさは事前にハサミで平らに切っておくと◎。
先端が丸いと空気に触れる面積が広がり、熱が強くなりすぎるので注意です。

もぐさの先端をきれいにカットして準備してくださっていました

また、安全対策として、

  • 火を使うときは、缶の上で作業すること
  • 濡れタオルを1枚準備しておくこと

を忘れずに。火種が落ちてもすぐに対処できます。


使い終わったもぐさの活用法|生姜灸・にんにく灸に

もぐさが短くなって持てなくなったら、中身をかき出して、瓶に保存しておきましょう。

そして、手の甲にある「合谷(ごうこく)」というツボに、スライスしたしょうがやにんにく(5mm程度)をのせ、その上に保存しておいたもぐさを小さな山のように置きます。
あとは線香で火をつけるだけで、簡単に生姜灸・にんにく灸
ができます。

ちょっとした空き時間や、体調がすぐれないときのセルフケアにぴったりです。


おわりに:結果よりも、今の「気持ちよさ」を大切に

ビワの葉温灸療法は、私にとって「整える時間」になりました。
不調をなんとかしたい、という焦りから離れて、ただ気持ちよく、ただ温かく、自分の身体に寄り添う時間。

自然療法は、やっぱり「がんばる」ものではなく「ゆだねる」ものなんだなと改めて感じました。

忙しい方こそ、30分だけ自分の身体に向き合う時間をつくってみてください。
ビワの葉のやさしい力が、きっとあなたを包んでくれますよ。

自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。

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