肝臓には「代謝」「エネルギー貯蔵」「解毒」「胆汁の生成」という4つの働きがあります。
どれも大切な働きですが、血液を綺麗にするためには、肝臓の「解毒」の働きが欠かせません。
食べ物に含まれている添加物や薬に含まれている化学物質、お酒に含まれるアルコールなど、体に有害なものを無害なものにして血液に戻す働きです。
腎臓は血液を濾過して、体の中に溜まった老廃物や水分、取り過ぎた塩分などを尿と一緒に体の外へ出す働きがあります。
腸は小腸と大腸がありますが、小腸は栄養を吸収し、大腸では主に水分を吸収して便を形作る働きがあります。
私たちが食べたものは、小さく分解されて、小腸から吸収された栄養は血液の中に入って、直接肝臓に運ばれます。小腸では、栄養だけを選んで吸収するわけではなく、薬の中の化学物質やお酒を飲んだらアルコールも吸収されます。食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、血液中の有害物質も増えることが想像できるでしょうか。
増えた有害物質を無害にするために、肝臓は一生懸命働きます。肝臓の処理能力にも限界がありますから、有害物質が残ったまま、全身を巡るようになります。
この有害物質が残ったままの血液が全身を巡ると、いろんな臓器に影響が出てきます。
単純に言いますと、肺の血管が詰まると喘息に、皮膚に出るとアトピーに、膵臓の血管が詰まると糖尿病に・・・というように、汚れた血液が臓器の働きを悪くしてしまうのです。
そして腎臓では、とても細い血管(毛細血管)がたくさんあり、そこで血液を濾過するのですが、有害物質(老廃物)が多いと、濾過ができなくなってしまって、有害物質を体の外に出せなくなってしまいます。
この仕組みがわかると、血液をきれいにすることって大切だなぁと思いませんか。