子宮筋腫について考えてみる

子宮筋腫のお薬に、「レルミア」というお薬があります。
友人が、「子宮筋腫が大きくなってきて辛くて、婦人科に行ったら手術を勧められたけど、手術したくないって話して、薬(レルミア)を飲み始めたの」と話してくれました。

友人

「でもこの薬を飲み始めたら、頭痛がひどくて、痛み止めを飲まないといけないくらい辛いんだよね〜」

薬(レルミア)を飲み始めて、その副作用でさらに薬(痛み止め)を追加するって、肝臓への負担ってとても大きくない?それって何とかならないのかな〜と思い、自然療法の視点から考えてみることにしました。

子宮筋腫ってよく聞くけど、どういう病気?

まずは、病気のことを知りましょう。
子宮筋腫は子宮の筋組織にできる良性の腫瘍のことを言います。

子宮筋腫は、がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。できる場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。

公益社団法人日本産科婦人科学会

主な症状は、月経量が多くなることと月経痛(生理痛)です。その他に月経以外の出血、腰痛、頻尿(トイレが近い)などがあります。痛みもあって、出血も多くてフラフラな様子が想像できます。

子宮筋腫の治療法には、薬物療法と手術療法がある。

薬物療法
  1. 対症療法:子宮筋腫によって起こる症状を軽減させます。痛みを抑えるための鎮痛剤や、貧血を補正するための鉄剤などが処方されます。
  2. ホルモン療法:子宮筋腫の成長を促すとされているエストロゲン(卵胞ホルモン)を調整することにより子宮筋腫の成長を妨げる、または症状を和らげます。ホルモンを直接コントロールするため高い効果が期待できる一方、ホルモンバランスが不安定になって副作用をきたすことがあります。Gn-RHアゴニストというエストロゲンの分泌を抑えて閉経状態を作る薬剤や、排卵を抑える低用量ピルなどが処方されます。
手術療法(主なもの)
  • 子宮全摘術(子宮はなくなる)
  • 子宮筋腫核出術(子宮は残る→妊娠の可能性を残す)
  • 子宮鏡下子宮内膜焼灼術(マイクロ波で子宮内膜を壊死させる→子宮は残るが妊娠は不可能)など

手術は、病気の部分を取るものですが、手術をするためには全身麻酔をするので、手術後も痛みだけでなく、出血や肺炎、傷口の感染などの合併症の心配があります。リスクのない手術はありませんから、このリスクを背負ってでも手術をする覚悟が必要になります。

マエマコ

私だったら・・・
手術も薬も嫌だから、なんとしても自然療法で頑張りたい。
(周りから頑固だね、と良く言われます・・・)

子宮筋腫の原因はまだ解明されていないが、女性ホルモンの影響で大きくなることがわかっている。

筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります」とありますね。エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響で子宮筋腫が大きくなることはわかっていますが、なぜ子宮筋腫が発生するのかという原因は、まだあまり解明されていないそうです。ですので、子宮筋腫が大きくならないように、ホルモンバランスを整えることが大事だと言われています。

薬物療法のところで述べたホルモン療法は、このホルモンに直接作用するので、更年期症状(ほてり、頭痛 、 多汗 、 めまい 、 不眠 など)が出て辛くなったり、外陰膣炎や骨粗鬆症になりやすくなったりします。そして重大な副作用として、更年期障害様のうつ状態 、 狭心症 、 肝機能障害 、 AST上昇 、 ALT上昇(レルミナ添付文書より)が挙げられています。

ホルモンバランスを整えるために、こんなことをしたらいいよとおすすめしてくれる婦人科のドクターもいます

ホルモンバランスが崩れると、月経周期の乱れや生理不順を引き起こします。ホルモンバランスを正常に保つには、偏った食事を避ける、緑黄色野菜や鉄分の摂取を心がける、食物繊維(セロリやキャベツ、海藻類)の摂取を積極的に採り入れることが重要です。冷えやストレスもホルモンバランスを崩してしまう原因の一つです。ゆっくり湯船につかる、暴飲暴食をしない、適度に体を動かすことが精神的・身体的なストレスの緩和に繋がります。月経周期を整え、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンと上手に付き合っていくことが大切です。

女性のための統合ヘルスクリニック イーク

自然療法の視点から見ると・・・

これを自然療法の視点から見ると、子宮筋腫も血液の汚れが原因だと考えることができます。
血液がきれいで本来の細胞の新陳代謝が行われていれば、不要な細胞は排除されるので、筋腫になる必要がないのです。

上記でも、ホルモンバランスの整え方が述べられていますが、要するに、食事療法を中心に、身体を温めることや、酸素をしっかり細胞に届ける呼吸ができること、お腹を押すことなど、いつもお伝えしている自然療法の取り組みをしっかり実践することが何より大事です。

私と同時期に自然療法を学んでいた方の中には、子宮筋腫の方もいたのですが、その方も自然療法を実践したことで、筋腫の大きさが小さくなって、辛かった症状も楽になったと話していました。

月経痛(生理痛)に関しては、過去にも記事を書いています。

辛い症状を薬で対処して、その薬による副作用にまた薬で対処する・・・こうやって薬を飲み続ける限り、肝臓や腎臓の負担はどんどん蓄積されていきます。この堂々巡り、やめれたらいいですよね。

血液をきれいにすることで、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ改善していきます。薬を飲むことで得られるような即効性はないかもしれませんが、長期的な目で見た時に、身体は確実に楽になります。
一緒に自然療法に取り組んでみませんか。

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