先日、札幌で開催された三栄商会さんのびわの葉温灸講習会に参加してきました。
昨年も参加して、自分でも温灸を取り入れるようになったのですが、今年はさらに細かいやり方を教えていただき、本当に勉強になりました。
今日はその内容をまとめてお伝えします。
三栄紹介の横田さん

講師に来てくださった三栄商会の横田さんは73歳。
東城百合子先生とゆかりの深い方で、長年にわたって教えを受けてきた方です。
「お薬はひとつも飲んでいません」とおっしゃっていて、その若々しさに驚きました。
びわの葉温灸の準備
北海道ではびわの葉が貴重です。大きい葉はカットして使ってもOKですが、1枚の葉を半分ずつ使うのはNG。葉っぱの中で成分が巡ってしまうためです。
また、びわの葉エキスを使って行う温灸がおすすめだそうです。
右利きの方は、もぐさを右側に置き、左側のスペースを灰を落とす場所にしてセットします。

火のつけ方
蝋燭の火に触れるか触れないかの距離で、もぐさを回し続けます。煙が出てきたら置き台にのせて、1〜2分待ちましょう。
すぐに温灸をしようとすると火力が弱いままなので、1〜2分少し待つことで火力が十分に上がります。


びわの葉の持ち方
びわの葉の表面(緑色の濃いツルツルした面)を皮膚に当たるようにして、表面を下に向けます。その上にサラシの布(8枚重ね)、温灸紙をのせて左手で持ちます。
必ず灰が落とせるよう、もぐさを置く台の上で、びわの葉からサラシ・温灸紙の上にもぐさを垂直に置き、柏餅のようにびわの葉で包んで持ちます。左右の隙間から灰を落とします。
2本のもぐさを交互に使い、3箇所ごとに交代しながら、煙が出てきたら交代することで煙を最小限にできます。換気扇の下で行う方が多いそうです。
温灸をする順番
体調の悪いところが気になりますが、大事なのは身体の根っこ(肝臓と腎臓)から整えること。
おへその上から始めてお腹周り・肝臓へ。1箇所10秒を目安に、熱すぎる場合は布の厚さや温灸紙の位置を調整しながら、お腹側は20分程度行います。
背中は腎臓が左右にあるので、できるだけ垂直な椅子の背もたれを活用して、合わせて5分ほど。
足裏は全身の反射区があるのでとてもおすすめです。
使い終わったびわの葉で足湯を
使い終わったびわの葉は、黒くなった部分を外し、残った緑色の部分を細かく刻んで煮出し、足湯に入れて使います。
煮出さずに葉っぱをそのまま入れるだけでは、いい成分が抽出されるのに3日かかってしまいます(夏場の3日目はちょっと厳しいですよね)。
足湯はお湯と水の入った洗面器を用意して、お湯が冷めてきたらびわの葉を煮出したものを追加しながらしっかり温め、最後に水で締めます。この「水で締める」のが大事で、そのことで温かさが長続きします。
心得:力を抜いてやること
「生真面目にやるよりも、適当にやること」と横田さんは講習会の中でおっしゃっていました。
力が抜けることで細胞が緩む。温灸は肩肘張らず、ゆるやかに取り入れていきたいですね。
夜のミニ健康学園で印象に残った言葉

講習会終了後、横田さんを囲んで夕食をご一緒しながら、ミニ健康学園をしていただきました。
「お手当は治療ではありません。身体の自然治癒力を助けてくれるもの。」という言葉が印象的でした。
「神経」は「神の経(みち)」。こだわりすぎると、神経も詰まってしまう。
そして東城百合子先生の言葉もご紹介いただきました。
「病気治しではない、根性治しよ。」
体調が悪い時だけでなく、日頃から取り入れることが大切だと改めて感じました。
自然療法を暮らしに取り入れると、体調を崩す前に整えられることが増えていきます。何より、「気持ちいい!」と感じながら体が変わっていくのが魅力です。
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