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真夏の食べ方、どうしてる?
先日、50代の女性からこんなメッセージをいただきました。
暑さが本格的になってくると、食欲がわかない、冷たいものばかり食べてしまう、というお悩みをよく聞くようになります。
今回は、自然療法の視点から「夏の食べ方」について、私自身が意識していることをお伝えしたいと思います。
夏の身体は、実は“冷えて”いる?
「暑いから冷たいものが食べたくなる」というのは、私たちの自然な感覚。でも、冷たい飲み物や氷菓子、生野菜、そうめんなどをとりすぎると、実は身体の内側が冷え、代謝が落ちてしまうことがあります。
胃腸の働きがにぶり、血液の流れもゆるやかに…。その結果として、
- だるさ
- 食欲不振
- 頭がぼーっとする
- むくみ
などの「夏バテ症状」が出てきやすくなります。
ご飯を食べることが、実は元気のカギ
そうめんやパンなど、軽いものに手がのびがちな夏ですが、
「1日1回はあたたかい玄米ご飯とお味噌汁を食べる」ことを、私は心がけています。
大森一慧さんも『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』の中で、
「夏でもご飯を一日一回は食べることが、元気に過ごすためのポイント」
と話されています。
身体を支える基本のエネルギーとしての“主食”を、大切にしたいですね。
食欲がない日こそ、「食べ方の工夫」で整える
夏におすすめの養生ごはんは、「冷やさない・消化しやすい・自然な味つけ」。
たとえばこんなふうに組み合わせています:
- 梅干しやぬか漬けで酸味と塩分をプラス
→ 汗で失われやすいミネラルを補って、代謝をサポートします。 - 火を通した夏野菜を取り入れる
→ トマトやきゅうりも、煮たり炒めたりすると身体にやさしく取り入れられます。
→ 豆腐も冷やす力が強いので、冷奴よりも湯豆腐に。ネギなどの薬味を添えるといいでしょう。 - ご飯+常温の汁ものをセットに
→ お味噌汁は熱すぎない程度で、具だくさんにすると満足感も◎
→ ご飯は麦ご飯にするとあっさり食べやすくなります。
こんな食卓を整えるだけで、「なんだか元気が戻ってきた」と感じられる日もあるんです。
夏の風土がくれた贈りもの
季節に沿った食材をいただくことは、自然と身体を整えることにつながります。
トマトや茄子やきゅうりがたくさんなるのは、私たちがその暑さに対抗して生きていくための、風土からのおくりものなのです。
大森一慧『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』より
その言葉の通り、夏の野菜や穀物は、ちゃんと私たちの身体に合うように、自然が届けてくれているもの。
大切なのは、その“声”を聞きながら、冷やしすぎず、無理をせず、自分に合った方法でバランスを取ることだと思っています。
おわりに|「私をいたわる」夏の養生
夏の食べ方に正解はありません。
けれど、自分の身体の声を聞きながら、「少し温めてみよう」「酸味をプラスしよう」といった小さな選択を積み重ねていくことが、養生につながっていきます。
暑さに負けそうな日も、自分をやさしくいたわる食べ方で、少しでも心地よく過ごせますように。
自然療法を始めると、薬に頼らず身体の力を引き出す選択肢が増えます。
何より、「気持ちいい!」と感じながら体調が整っていくのが魅力です。
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真夏の食べ方って、どうしたらいいのでしょう?最近、食欲が落ちたり、身体がだるくて…