嫌だって言っていい
以前、お友達のお母さんから相談されたことがあります。
声帯ポリープができて、医師から全身麻酔の手術を勧められたとのこと。
「全身麻酔が怖くて嫌なんだよね」と話してくれました。
意識がなくなることへの怖さがあったようです。
私は「まず、嫌だって言っていいと思いますよ」とお伝えしました。
そうしたら、診察室で「手術が嫌です」と正直に伝えることができたそうです。
医師は「ひどくなる前に手術した方がいいと思うけどね」と言いながらも、経過観察をしてくれることになりました。
その後、その方は食事に気をつけて過ごしていたそうです。血液をきれいにする食べ方を意識していたと聞いています。
しばらくして「ポリープが二つあったのが一つになって、その一つも小さくなって、消えてしまったの!」と連絡をもらいました。
患者さんには、気持ちを伝える権利がある
個人相談に来てくださる方のお話を聞いていると、医師の提案をそのまま受け取って「そうしなきゃいけない」と感じている方が多いと思います。
医師の言葉って、自分よりも専門家だし、意見を言ったらわがままな患者だと思われそう、面倒臭いって思われても嫌だし…と、いろんな思考がぐるぐるしてしまいますよね。
実は私も先日、母の受診に付き添ったとき、同じように感じました。
薬を飲みたくない、手術をしたくない、抗がん剤をしたくない。でも、それは本当にわがままなのでしょうか?
医師は、その方の症状が楽になるためにこの方法がおすすめですよ、と提案してくれているだけなんです。嫌だなと思ったら、嫌ですって言っていい。
患者さんの気持ちはそれぞれ違います。同じ手術でも「大きくとってほしい」という方もいれば「最小限にしてほしい」という方もいる。医師には、患者さんが納得するまで説明する責任があります。
同意書はそのために書くものです。自分が納得した上で、治療をお願いしますよ、という意思表示なんです。
納得できないまま手術に進んで、合併症が起きた時に「こんなはずじゃなかった」と思いたい人はいないと思います。だからこそ、とことん納得できるまで話し合うことが大切なんです。
病院を否定したいわけではありません。ただ、患者さんが自分の気持ちを伝えることが、当たり前になってほしいと思っています。
嫌なことは嫌だと言っていい。
医師は、自分が知っている治療の中で「これが最善」と思うものを提案してくれています。でも、その提案を全部受け入れなければいけないわけではありません。
手術が嫌なら、抗がん剤が嫌なら、他の方法を一緒に考えてくれるかもしれない。
治療方針が合わないと感じたら、セカンドオピニオンを選んでいいと思います。
大切なのは、自分が納得して治療を受けること。
治療にはリスクが伴います。
納得しないまま同意して、もし副作用が出てしまったら、きっと後悔が残ります。
そのリスクも理解した上で、自分で決めることが必要だと思っています。
診察室で使える、正直な伝え方
自分の正直な気持ちに気づいても、なんて言っていいか分からないですよね。
こんなふうにお話ししてみてはいかがでしょうか。
事前に声に出して練習しておくこともおすすめです。
「手術が怖いです」
「もう少し様子を見ることはできますか?」
「他に方法はありますか?」
「セカンドオピニオンをお願いできますか?」
こんなふうに、正直に言葉にするだけでいいんです。
うまく言えなくても、「自分の気持ちを言おうと思えた」だけで素晴らしいことです。
自分を褒めてあげてくださいね。
自分の気持ちを言葉にすることが、自分の身体と心を守る第一歩になると思っています。
自然療法を暮らしに取り入れると、体調を崩す前に整えられることが増えていきます。何より、「気持ちいい!」と感じながら体が変わっていくのが魅力です。
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